酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

祈るということ

一万人で乾杯プロジェクト

マイスさんのラベル 大好評。私も大好き♡

マイスさんのテーマは祈りです。

祈ることしかできない己を己で逃すことなく
向き合いながら、与えていただいた色の仕事をこなすのです。
祈りの色とは、行き場のない怒りや果てしない悲しみも、
織り込んだものだと思ってる。

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ある大切なひととのやり取りの中で、やはり祈りの話になりました。

そして祈りってなんやろうと調べたら、京都府立医科大学の棚次先生のフォーラムに・・・ええ話でした。お母ちゃんと毎日しているヨガも祈りやと思います。

いきいきと生きている人は自然と祈っているのです。自然界の事物がみんな仏性を持っている。ばらばらに分かれてみえているけれど、全てはひとつの生命につながっているということです。
 
肉体によって個が別れているようにみえるので、生きていると孤独を感じたり孤立感を深めたりさまざまな問題が生じています。ところが、祈るたびに自分と他者が心では繋がっているということが、再認識される。私も、他者も根源から放たれた同じ光だと理解できる。だから他者との争いは意味をなさない。するとこの世界は平和になる。
 
霊性とはスピリチュアリティともいわれ、仏教では仏性になりますが、私たちは仏性をもともと持っていることを自覚するということです。私たちは生命の根源から放たれた一筋の光のようなものです。光であることを自覚するということです。これは祈りの実践をとおしてこそ、この自覚が深まっていく。真言宗の場合、大日如来と自分が一体であるという自覚です。大日如来という根源的な仏が自分のど真ん中に鎮座している。自己と超越者がひとつに結ばれることです。
佐川美術館での個展を終えはった昆虫写真家 切り絵作家 今森さんも、最終は祈り。
仏像を心の目で撮れるようになることやそうです。
私も酒屋という職業をいただいたので、大自然→米→神さんの力と人の智慧でできたお酒を祈りを込めて売らせていただきたいです。

 

なまはげらべる

今夏爽やかですっきり、バランスの取れた味わいが大人気で問い合わせて頂いていたときにも、もうなくなったと思い込んでいた唯々の美山錦 夏色純米吟醸、松本さんまだありますよ~~とのこと。

え~~~~っ!無くなったと思ってました。

でも今売るとしたらあまりにも季節外れの入道雲に麦わら帽子。

そしたら中村杜氏が描いてくれはりました。

秋田出身なのでなまはげラベル。

むっちゃ素敵。

ありがとうございます。

初夏のときは、ある意味滋賀らしくないすっきりしたお酒でしたが、夏をこして程よく円熟味を増してちょっと滋賀っぽくなりました。

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なんちゅう素敵な画。中村さんセンスええ!

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ふくら特製 琵琶ますの味醂干し

あひるちゃんに毎日新聞で取材をしていただいて、大好評頂きました、ふくら特製 琵琶ますの味醂干し。無くなりましたので追加発注!
 
琵琶ますの季節もいよいよ終盤ですが、中村清作さんとこに捌く人がいないらしく、毎日のように遠いマキノにお手伝いに行ってはる大将のむーちゃん。

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それはご苦労様です。大きな琵琶ますなどの写真はふくらのFacebookから。

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今回も美味しそうな琵琶ますの味醂干し。中村清作さんの釣った琵琶ますを、湖北のめぐみとかんきょう味醂を使って大将の凄腕で料理されます。
 
こんな風にちょっと焦げ目がつくほうが香ばしいのです。焼き方も女将の雅恵さんが丁寧にわかりやすく書いてくださっています。のでそのレシピもご用意しています。

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ぜひぜひ滋賀の美味しいお酒とお楽しみください。
色々なタイプのお酒に合います。
軽やかフルーテイなお酒にもばっちり合いました!
今回は26パック限定。あと僅かのプレミアム商品券とともにご利用くださりませ。

嬉しいお客様

今日は嬉しいお客様

先ずは朝から 大きな外国人のお客様。

息子の知り合いで、カザフスタンのかた!やった!

なんとお名前が、SAKENさんやて。

とても素敵な方で、初桜のTシャツを買ってくれはりました。

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もうお一人は、馬の調教師の🦀さん。

拙い私のブログをみてくれてはりまして、21BYの北島渡船などをお買い上げ。

よい熟成をしたお酒の魅力をちゃんとわかってはるのが、とてもうれしいです。

ちいちゃかったお子さんも大きくなって 、サッカー頑張ってはるそうです。

北海道から帰って来はって、今は滋賀に。

まるで日本酒に思いきりこだわった居酒屋さんのような素敵なお家に住んではったのが懐かしい。きっと時を経て、ますます味わいのあるお家になっているのやろな。

久しぶりの嬉しいご来店ありがとうございました。

北海道では、キンカメをよく見るそうです!!

 

 

プレミアム商品券

今年もプレミアム商品券が発売されました。

昨年は大津市全域やったので、発売後一時間半で完売したのやけど、今回はエリアが狭いので、その範囲しか新聞広告されなかったので、ゆっくり売れていきました。

いよいよ小川酒店もあと僅かです。

なんと5000円で6500円のお買い物ができますよ。

良かったらお早めに。尚おつりは出ませんのでよろしくです。

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ミソハギ

 

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キツネノマゴ

 

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キンミズヒキ

 

琵琶湖ホテル前の山野草の続きでした。

多賀ののんちゃんが、皆名前を教えてくれました。

9月の畑~~~~~~!

久しぶりの畑。

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なかなか実をつけへん南瓜。やっと発見。花はいっぱい咲いてるのに。

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それに比べて仰山なってる冬瓜。まだ若いとは思いつつ、収穫してみました。大きくなりすぎると食べきるのが大変やし、いったん切ると足早いので。

らくだ坂納豆工房の谷町納豆さんにも送りましたよん。納豆も楽しみ!

オクラはちょっとだけ。おばけにもなっていました。

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花はおどろくほど美しい。

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茗荷やと思っていたら花ショウガでした。綺麗。

 

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緑の村の門のところに ローズマリーの花と名前のわからへん花が満開。

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流れるような汗をかきました。まだまだ暑い!

けど大収穫や。

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ピーマン万願寺シシトウは100個以上あります。茄子も剪定したので復活。秋ナスです。二つやけど嬉しい。畑はほんまに気持ちええ。ええ汗かきました。

熟成酒のお燗

北島さんとやり取りしていて、昨日書いた北島生酛の熟成酒のような良いお酒は、冷酒で飲む人が多いので、なかなか今の時代には受け入れにくいのやな。

フルーテイでわかりやすいお酒は確かに小川酒店でも受けます。

北島さん曰く、熟成を頭に置いて醸す場合、新酒のときには甘味、旨味、香りもなく美味しくなくても、熟成して美味しいお酒になり、崩れない。

が崩れないということは、特長がないのでわかりにくい。

でもでもやっぱりこういう良いお酒をちゃんと売れる酒屋になりたいです。

一度ご来店になり、私も一度だけ伺った真菜板の杉田さんは、厳選した純米酒を飲み頃になるまで育てるように適熟させはる!お燗名人で、熟成酒を世に知らしめたひと。あこがれです。

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西田の豆腐屋さんの揚げに卵を入れて炊いたんや、となりの漁師さんが釣ってきてくれはった鯛の昆布〆、ふろふき大根の肉みそ乗せ、牛すじ煮込み。

こういう肴には、北島さんの熟成きもとのお燗、ばっちり。一見特徴がないようでいて、複雑な味わいが見え隠れして、至福のひととき。