酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

六方

今日は六方・・樽囲いの会がエスサーフでありました。

かなり有名な酒屋さんもおられまして 会議は非常に興味深いものでした。

今回初めて ラベルやネーミング・・お米や精米歩合 ブレンドなどにもかかわらせていただき生まれたお酒が六方。

新酒の感想を話し合った後 夏に向けてのお酒についても話しあいました。

ここのお蔵は 味質・・バランスを思い、微妙な割り水をしはることが多いです。そして夏に出す生貯の試飲。新酒は17度やったんやけど、生貯は、ビールに対抗するべく、すっきりした味わいにするために15度4分に割り水がしてありました・・・それに対して もっとアルコール度数を落としたほうがよいのでは?という意見。一方、このお酒はめいり酵母という比較的酸の少ない酵母が8割なので 逆に比較的酸のある今まで2割やった金沢酵母を多くして、よりよい熟成と後切れの良さを出してはという意見もありまして なんか聞いていてどきどきする楽しさでした。

皆さんそれぞれに個性的で独特のお酒や商いに対する想いをお持ちで
い{}わ~

同じく樽囲いの萩の露バージョン福のしずくとはまたカラーが違っていて コストがかかってもフロスト瓶和紙包装と衣装にも懲りたいという方針。会長さんは 金色のタイがお気に召さないので すべて掛けかえるというほどの懲りよう・・・・夏の瓶もサンプルが並べられると なんかおもろないなあ・・・・・お~~~~っと 驚く素敵なものはないやろか・・・と。想像力が楽しく膨らみます。

さらに ちょっこし感動したのは 喜楽長であって、ある意味喜楽長でない
六方というお酒を どのように表現したいのか、喜多社長にも問いかけされたりして、哲学にまで及ぶ議論になりました。

どの酒屋さんも一生懸命なんやなあって思いました。私もこの会で いろいろ勉強させてもらいまひょ。なんか酒屋さんが益々おもろなってきましたわいな・・・・

最後に喜多社長がおっしゃった言葉、余韻で辛口を表現したいと。なるほど 深い!

東西南北 そして天と地皆が平安に・・という想いをこめて名づけられました。この字は実は私も母もおっともかいてこれらは却下されたんやけど 志田好雨さんという女性書家の作品。うちの近くの立ち飲みバー くらやの字もこの方のです。見るほどに素敵