酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

大治郎さん蔵訪問記

ことこと近江鉄道にゆられて 大治郎さんに行ってきました。

よう姉御と言うた言葉・・・蔵にはやっぱり行かなあかんほんまに そうでした。

今年は山廃純米がおもろいです。渡船と吟吹雪とそして山田錦の3種類!!
順調に育っていて ええお顔をしてはりました。もろみ日数も長くなりそうです。
前のおやっさん谷地さんは山廃はしはらへんかったので 大治郎山廃は松瀬さんやるみこさんに教えてもらいながらの独学の挑戦やったそうです。

さすがいとがーさん つっこみ所もちがいます。
今まで気づかなかったんですが 大治郎のお酒はアルコール度数がすべて17、5度 そして一博は 16、8度なんです。大治郎ブランドを立ち上げたときは とにかくむろか生っと思って出してはったんやけど色々勉強させてもろていくうちに 飲み疲れへん味質 料理に寄り添う味質を求めるようになって この度数に落ちついたそうな・・・お父さんとお母さんが仲良く 丁寧にラベルをはってはりました。

どこもかしこも綺麗に整頓されています。一博さんがA型で几帳面なんやて・・・

これが 酵母のアンプルです。これを さらに培養してつかわはります。

今までは、ほぼ二人で蔵仕事をしてはりましたが、今年から力になる助っ人が・・・・ただいま明かりにかざしながら瓶の点検中。
酵母はちがいますが 同じお蔵・空気・お米を使っているのにまるで違う大治郎と一博。特に麹造りのときには それぞれの主導権で作業をするのでこないな違いのあるお酒が生まれるんやそうな・・・・それにしても、二人ともええコンビです。一博の博の点が着くときはてんびんの里の生まれ育ったお蔵で酒造りを再開するときやと・・・それは素敵なことやけど なんか 私はこのコンビは続いてほしいなあと思います・・・続く