酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

不老泉 朝市のお酒選び

上原酒造に 朝市のお酒を決めにいってまいりました。

安曇川駅に着くと 可愛い双子ちゃんがお出迎え。ますます 大きゅうなって 嬉しいことや。頭はまるまるちゃんで 思わずくりんくりんと撫でたくなります。

さてさて お蔵に到着。久しぶり&お待ちかねの不老泉。

お酒選びにごっつう 気合がはいります。

まず並べてくれはったのが。24BY 雄町 渡船の出荷済み  と 亀の尾  よしのぼりたかね生原酒 木桶純米大吟醸 酒母四段 亀の尾の未出荷生酒

続いて 雄町火入23BY 渡船火入22BY おれんじ辛口 むらさきラベル と火入シリーズ。最後の方にこれどやろ?と出してきてくれはったのが 雄町21BY。 亀亀覇の凛。そして 今年の山天うすにごり 。

ほんまに 迷いました。先月の大治郎一博も 悩みましたんやけど 今回も負けず劣らずの美味しいお酒。

あれやこれや言いながら お燗もつけて頂きながら、決まりました!

今最高にバランスのよい 渡船の山廃純米吟醸は、やっぱり外せなくてと 雄町の火入れ23BY!!!21BYも隠れていた銘酒でしたんやけど、23BYのほうが 雄町らしい旨味甘みが出ていて ひやもよかったんやけど お燗も美味しい!!

そして 呑み切りの時から気になっていて 今回今日はこられへんだあひるちゃんからの 要チェックのお酒。たかねの2年もん。つまり 赤ラベルのちょい若 未出荷の赤ラベル変形シリーズ。これも ええ。お燗ももちろん これはラベルもできていないので ラベルも楽しみ。以前タンクナンバー91というお酒がありましたが、これもたまたまタンクナンバー9。さて どんなネーミングとラベルになるかな?

それから 後から出てきた 山天うすにごり。これは績さん曰く開けたては渋みがあって あまり魅力を感じなかったんやけど 開けて時間がたつほどに 味わいがまとまり 私らが呑んだのは試飲用の開けてだいぶ経っている ほんまに飲み頃を迎えた山天でした。このお酒は 飲み切り以降 味が乗り過ぎている感があったんやけど 今ノリノリが後退して また旬になったそうな。お酒は生き物やなあ。

最後まで迷っていたのが 亀の尾の生。これ 香りがものすごええのですわ。そやけど 味としては若干若い・・・きっと もうすこし寝かせたら味もぐ~んと乗るのでは?と いいながら魅力的な香りと若いけど 素敵な味に何度も味を確認しながら・・・の苦渋の選択の中で 外れました。
未だに 尾を引いていますがお値段もええのでやっぱりやめとくことに。
績さん曰く この亀の尾はアミノ酸がすごく少ないそうなんです。そやけど アミノ酸という数値にはあらわれない旨味がちゃんとあって 績さんご自身も その美味しさに驚いてはりました。

亀亀覇の凛はなんと10BYで うっとりするような古酒でした。幸せが 超高価でした。

今回久しぶりにお蔵に伺って やっぱり不老泉は不動やと思いました。

お忙しいなか 車まで出していただき 有難うございました。朝市が楽しみです。