酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

よらむさん

2回目のよらむさん。

よりいっそう 良い感じのお店になっていました。

次から次へとお客さんがお見えになります。 また最初は飾りかと思っていたレトロな電話が ちゃんとレトロな音でなるのです.
そしてそして 電話やのに 申しわけありませんと丁寧に頭をさげはります。

人気の程が伺えます。

甘いのがよいですか?辛いのがよいですか?オーソドックスなのがよいですか?面白い変態のもありますよ。小川酒店でのお客さんとのやり取りに似た会話がここにもありました。

とにかく満席で、しかも 全くの一人で切り盛りしてはるので ゆ~~~っくりお話を伺えることができなかったのです。

で せっかくの明日の企画に よらむさんの事をもっと知りたいと この記事電農浩子さんの記事「日本の伝統を継ぐ外国人たち」に出会いました。ので 私の意見と共にちょこっと抜粋。

ヨラムさんのお店に若い人の多い事!この日は日本人の若者が多かったと思います。

彼らにとって日本酒は懐かしいのではなくて 新しいのです!と。

お酒にはそれぞれに合った温度帯があるので 私は偏見をもつことにしています。なので お酒を選んでもらう時も偏見ですが…という言葉も何度も。偏見か・・・・おもろいな。

顔の見える個性のあるお酒が好きやそう。

最終的に信頼できるのはやっぱり自分の舌 味覚。
 
ブランドの有名無名、蔵の規模の大小も一切関係ない。産地にも、米にも興味がない。興味があるのはあくまでも完成品の味。おいしいかおいしくないか、良いか悪いか、それだけだ。どんな蔵元なのかにもこだわらず、あえて蔵を訪れることはしない。蔵を訪ねてしまうと他の感情が入り、自分の判断が多少なりとも狂ってしまう。酒は蔵を出たときから単独でこの世を渡っている。その感覚を保ちたい。
これには どきんとしました。私が危険なところや。

この記事もとてもええ記事やったんやけど、これをネット上で見ただけではなく 凛とした そして日本酒に対する愛に満ち溢れたヨラムさんのお店を 実際に五感でじっくり体感できたという事は何よりの脳みそが喜ぶ時間でした。

私は外国人というよりも 日本酒バーを営むよらむさんというひとに 興味を持ちました。永い事日本にも住んではるし 国境という垣根はもはやないような気もしています。


滋賀のお酒は 不老泉と金亀。うちには金亀を注文頂きまして いつもの口癖が「あほの一つ覚えですが…」なんです。おかし。

ちなみに今日のイチオシは 木戸泉 高温山廃仕込みでした。えも言われぬ 最高の美味しさでした。