酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

半夏生の日

半夏生とは・・・夏至から数えて約11日目の雑節、だいたい毎年7月2日。 

この時期は梅雨で雨が多いので 稲の根がタコの足のように四方八方にしっかりと根付きますように。ちょっこし お花を育てるのが好きな私にとっては 根づくという言葉に反応しますわ。

稲穂がタコの足(吸盤)のように立派に実りますように

そして 夏に向けて 体力精力を付けるべく。

そんな意味合いから 関西地方のある地域には、半夏生(はんげしょう)にタコを食べる風習があるそうです。

なので うちではたこ焼きをしました。 オール米粉! 

ほんで 蛸のサラダ。オリーブオイルと塩胡椒にビネガーであっさりんりん

ついでに 根菜饅頭。蓮根と里芋と玉葱でお饅頭を作って揚げて 餡をかけました。この餡は米粉では無理で これは片栗粉。

今でこそ医療がこないに発達したけど 昔の人はこの6月を越せたことがある意味奇跡で 鰻を食べたり、茅の輪をくぐったりして 生きていることに感謝したり体力をつけるために工夫しはったんやな。

昔の智慧はこれからも大事に引き継いでいかなあかんなあと思います。

さてさて もうすぐ七夕。
七夕の夜空に見える天の川のことをミルキーウェイとも言います。
そんな夏に、冷やして美味しいにごり酒をご用意しました。
キリリと冷やしたにごり酒を飲みながら夏の星空に思いを馳せてはいかがでしょう

・・・・と まるでパクリなのでありますが ミルキーウエイということで、石川県内の20酒蔵が統一ラベルで7/7に一斉解禁しはるそうで そのコピーどす。

そうなんや。七夕の日ににごり酒・・・・ええな。今うちでは 福のしずくの濁りと美冨久の山廃にごりが人気です。香りのある甘口と 辛口山廃と 対照的なこの2種類。お好みに合わせてお楽しみください。