酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

酒うららの道ちゃん

近江八幡であった 前日の出張日本酒バー リオ(道前理緒ちゃんやし)のカーニバル に行けなかったので 道ちゃんに会いに朝から不老泉に。

道ちゃんはもとは朝市スタッフやったんです!で  もともとは八百屋さんになりたいひとやったのに、ふとしたきっかけで日本酒にどんどんどんどんはまり 私と同業者に!

お話しを伺うと 深いです。覚悟を感じるし 腹が据わっています。若いのに 尊敬の念を抱きます。

選ぶ基準は そのお蔵が自分の造りたいお酒の哲学みたいなもんを持ってはって、当たり前のことをちゃんとしているお酒 そして 良い材料を使っていることも大事。もちろん 作り手に会って 直接話をして これやというお酒を置きはります。

直さんのところに行った時 私えりこというハートの可愛いお酒があって それがラベルとはうらはらに 飲むとええ歳を重ねた超美味しい熟女やったのでびっくりしたことがあるのですが このお酒は道ちゃんともう一軒しか扱いが無いれあもんやそうで。直さんも酒うららのお客さんですが 道ちゃんの選ぶお酒にはずれは無い!といいきれる 酒屋さんなのです。あの直さんから太鼓判をもらえるちゅうのは ますます素晴らしい。

ちょっと写真を拝借しました。ええ表現、ならではや。。。

基本香り系のお酒はおいていないのやけど 吟醸にも興味があり。突き破精で いじめながら低温でじっくり醸して 香りを付けるのではなく麹のチカラで香りをだすというお酒なら 置いててみたいともいうてはりました。

また夏酒について質問をすると ひやすと味わいや香りも閉じるので 常温で呑んだ時にはちょっと強めの香りや味わいが冷やした時にちょうどええ塩梅になるというお話も興味ふかし。

また お燗は出張酒屋である道ちゃんのお得意やけど、まず味が膨らみさらに60度くらいになると いらない味がそぎ落とされるそうな。がそのためには 60度まで上げても持ちこたえられる そしてバランスが崩れないお酒でないとあきません。なるほどです。

リオのカーニバルでは、すいらんさんのつくる滋味溢れるお料理と道ちゃんのセレクトした加水火入のお酒がまさにベストマッチで 大盛り上がりやったそうです。後半お燗大会になったのも頷けます。いつか きっときっと行ってみたい道ちゃんのお酒の会。

おいしい酒を飲んで楽しく語れる場所をいろんなところにつくりたい!という道ちゃんの想いが詰まった会です。

道ちゃん貴重なお話しをきかせてくれはって 感謝です。