酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

わざ永々棟 茶美音会

朝市のご常連さんであり 一万人で乾杯の書を書かはった 青木恒香さんが クラシック音楽と書をコラボした素敵な会を・・・・

朝市を終えて 楽しみに駆けつけました!
これが 一万人で乾杯イベントのラベル小間におかれると 書がよりいっそう映えます。右のは夢十夜
お花も朝から摘んで来はったそうです。

大広間に並んだこれらの書はどれも今回の演奏曲とコラボしているのです


ラヴェルの鏡からイメージした書作品 「幻」。今回のコンサートのイメージでもあるそうです。棚の上には、本日、ちょうど京都の葵祭につき、双葉葵の小さな鉢植えが。


そして 演奏会。テーマはラヴェル。エラールピアノについても ええお話しでした。バラの香りのような響き 小さな小さなグランドピアノで、高音はオルゴールのようで 演奏者にとっては非常におもしろい 稀有なピアノやそうです。弦楽器で言うガット弦みたいなもんやろか・・・・演奏は  初田 章子、田中 弥生、板谷 真以子というすごいメンバー。

楽…迫力満点

ラヴェルはスペインバスク地方の生まれ…対照的に 少し演奏されたドビッシーも 半ばにガムランに惹かれはったそうです。どちらも 原点回帰・・・・最後の音楽は エラールピアも 悲鳴をあげかけている限界のなかでの 圧巻の演奏!難しい曲で なかなか演奏されることはない曲なのやそうです。

必死でむかったのに 方向をちょっと間違え 2分前に到着!で ありがたいことに真ん前の席が空いていて まさに臨場感あふれる場所で 生の演奏を聴かせて頂きました。
お着物姿が恒香さん。葵祭に相応しく 帯もお祭り!です。粋やなあ。葵祭の帯はこのお太鼓のところ 斎王が乗るおよよ(お腰輿)が描いてるからなんです。
帯を解くと見えないのに行列が描いてるんですよ。職人さんのこだわりというか遊びですね。と 恒香さん

庭も素晴らしく・・・・・・・・ええ時間が流れました。

朝からは 朝市でのボサノバとジャズ 昼からは クラシックと書。贅沢の極み。有難うございました。