酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

金亀 ぱあと2 試飲の巻

さて利き酒です。

今回 岡村本家のお酒がより生きるように 色々な肴を用意してくださいました。

そして お酒は岡村本家のお顔 金亀シリーズ。

40 50 60 70 80 (90は今切れていて醗酵ちゅう)は生原酒 そして 池島さんのお酒 金亀梅のいおりのみ加水火入60

父の日なので 高価なお酒もと思てましたんやけど 40と50は香り系なので お父さんにはふさわしくないかなあということで まず却下・・・・ところが これ ちょっと時間がたつと これまたええお酒でした。40は吟吹雪の柔らかい甘口 50は玉栄の心地よい辛口。磨いたお酒には品格があるなあと再確認。

さて 80は ほんまに美味しいのですが私としては今小川酒店の金亀の顔になっていて 今更という気もしましたし・・・

70は、おけいはんが このお燗にはまらはりまして うなりっぱなし。確かに これお燗したら化けましたキャラブキや赤蒟蒻の炊いたんにもこれも 迷う所や。

が 皆さんの心を奪ったのが60%精米の二種の金亀緑 火入は 梅のいおりという名前になっています。

これらは単に生原酒と加水火入ではなく、お米は日本晴ですが、酵母や破精方や 醸し方が違うのです。詳しくはこちら

どっちも それぞれに美味しい。火入加水の梅のいおりは 単体で飲むと インパクトはないのですが、池島さんさく鶏のトマト煮込みのトマトの酸や、ワカモレというメキシコ料理(アボカドと玉葱と檸檬と塩のお料理で奥様作!)に よう合いました。さらに 煎った海老のたいたんにも 合います合いますまさに 肴によって完結するお酒です。

さらに 朝市ならではのお酒を所望しますと…店頭のみで販売している 渡船60% 火入加水のお酒が登場。これ酸が面白い!しかも これは冷やした方がよりおいしいです。

そしてそして 色々議論した結果 還暦の60%で行こうという事に相成りました。

金亀緑 生 火入梅のいおり 渡船火入 全て60%精米。

還暦を過ぎた人は 還暦のときのように若々しく 還暦前の人も 還暦になっても そしてもっと過ぎても元気で頑張ってくださいと感謝の気持ち。とにかく 60がテーマ。


池島さん わかりやすく お手製の肴ご持参で。マリアージュの提案ということよりも、皆様のインスピレーションを喚起するため料理をだしてくれはったのやそうです。お燗つけも手際よくやってくださいましておおきにです。

そして園田杜氏は ものすご一生懸命メモをとってはりました。有難いことです。

さて 来月の朝市は 還暦の60です。肴(この海老の炊いたんに注目!再現可能か?)も試食して頂きながら 愉しく望みたいと思います。こう ご期待!

皆々様 ほんとうにありがとうございました。意義深い蔵訪問でした。