酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

掃除について

毎日家事をしていて 色々思うのです。

たとえば掃除…棕櫚の箒がありまして それでするのんと ぼろ布をぎゅっと絞って手で拭くのんは旧式掃除方。
 
一方 ハンドワイパーでのフローリングシートでの掃除。この場合も 乾いてるのんと 濡れているのん。それと マイクロファイバーっちゅうのんがありまして これも 毛細管象によるらしく 不思議な効力があります。さらに 掃除機。げき落ちも使いますが これは艶まで取ってしまうので要注意。と 化学のチカラ方。

なんか皆 それぞれに仕事が違うのやなあ。

なので 色々今日はこれで行ことか選びつつ やっています。

棕櫚がほんまは一番心地よいのやけど 難は先に埃がくっついてしまうこと。けど。昔みたいに棕櫚だけもまたええやんと思ったり…元毎日新聞のアフロさんは 掃除機はなく はたきと箒やった 

化学のチカラでピッカピカにするのも ええけど なんだかなあと。

これは酒造りでいうと 麹室に近いものを感じます。

皆さん 麹室をどんどん綺麗にしていかはります。そして お酒が綺麗になります。

そして 皆さん上手になって行かはりますが、それがややもすると 似通ってきて金太郎飴になってきているというご意見もいただいております。

北島さんのきもとへの想いにありましたように 綺麗でありながら ノスタルジックなお酒であったり その人 蔵がつくったからこその 個性や味わいは 欲しいなあ…と思うのです。

バランスも完璧で 完成度の高い非の付け所の無いお酒は素晴しいのやけど ちょっと アンバランスな魅力も楽しいし。

と 妹と私はお客さんの意見に耳を傾けつつ ついついそれに振り回されて反省します。辻さんのひと言も効きました。ぼくな 何回も言うけど自分しか信じてへんねんと いいながら 爽やかに自転車で去っていかはりました。

すごい人や。まだまだ迷いの私達。きっと これからもそう簡単にそのような境地には行けへんのやろなあ。

ぷちニュースです。

美冨久のい吟純聖が 大絶賛を受けました。某有名蔵の最高峰より 美味しかった!とのご意見。また 今まで呑んだお酒の中で一番美味しいと思いました!とか 僕の好みではなかったんやけどこれ素晴らしい!とか。

店にはもう取り置きしかありまへん。とっくりさんにはあります。

またまた 御蔵さんには なんとモンスーンの生のみならず 一年もんのモンスーンもありまして。この一年もんが パレットの酒粕レアチーズケーキに抜群に合うのです。

と言う訳で今日もきっと色々なお客さんが御来店になり話に花が咲いて 私たちはうろうろするのやと思います。