酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

浜大津こだわり朝市 金亀の巻

岡村本家 金亀の朝市でした。

池島さん はるばる 遠くからやのに 私らよりも早く現場にいてはります!!ありがたいことです。

また 御来店になったお客様に 頭を深く垂れながら ほんまに真摯にそして 心を込めて接客しはる池島さんの姿にはずっと感動していました。

それぞれに ええ顔をもっているので 大体同じようなペースでお酒はお嫁に行きました。

がしいて言うならば 蔵でしか買えない限定酒が人気やったかな?
やっぱり ならしかはつよしや。

また池島さんの思い入れのある 梅のいおりも人気。これだけが6号酵母でして 午後からるみこさんに逢いいったんですが 「私が池島さんに6号をすすめたんよ」と言うてはりまして なんか嬉しかったのでした。

またこれは きたいちゃんの案でイシガマにもお嫁に行きました。まさにそうなんです。オリーブオイル トマト チーズに合います!

お燗がおもろかったんです。おけいはんがお燗番。

おけいはんのすごいのは、温度計にたよらず。匂いを泡というか面で判断しはること・・・

真剣に取り組み 今回の3種のお酒を全部納得のいくお燗にしはりました

金亀白の生は 一挙に温度を上げる

梅のいおり火入は 前半ゆっくりと温度を上げて 後半は一挙に上げる。具体的には 最初 ちろりを全部つけんと お尻の方だけにしておいて 最後にどぼんと全部つけるのです。

渡船火入原酒は これが難しいのやけど 上げたり下げたり・・・・つまりは チロリを出したり入れたり。

嗅覚が優れたおけいはんやからこそできる技。私にはできそうにはありませんが おけいはんの試行錯誤をくりかえすなかで 最後のよっしゃというお燗酒は ほんまに見事に美味しかったのでこれには拍手喝采

後半雨も強くなり どんよりと辺りが暗くなり なんとも不思議な朝市会場でしたが こんななかでも色々な楽しいお客さんにお越しいただき ありがとうございました。

意外やったんが、お父さんに贈るという人が ほんまに少なかった事。皆さんご自分の為に 楽しんで選んでお買い上げになっていました。

今日も師匠の米粉パンは完売なり。これはてっぱんです。


楽しい素敵なゆかいな仲間たち。池島さん すたっふの皆様 皆々様 
充実した朝市でした。ありがとうございました。

池島さん お帰りになるときに皆の手を取って握手を。朝市というひとつのいべんとを終えて 金亀を代表してお越しいただき ありがとうという気持ちやったのやと思います。

これからも毎月繰り広げられる朝市。蔵元さんもお酒もそれぞれきゃらが違って楽しいのですが、ひとつひとつが二度とない時間・・・一期一会なのやということを 池島さんの手を感じながら思いました。感謝の気持ちでいっぱいぽんや。