先日 嬉しいことがありました。
安井さんとこの 玉栄 9号酵母は手慣れたもので 小川酒店でも初桜の看板になっているのですが 今年の挑戦 14号酵母・・・・・・・・実は問題児やったんです。私も・・・・・安井さんも・・・・・・・来年はやめようかなあと・・・・
酸が突出していて なんかバランスがよくはないのです。
が・・・・・ご常連のお客さんが これ今いいですよと。
そうなん!!と 開けてみたら ほんま この季節にええかんじ。とんがった酸がいまええ感じにまとまっています。
昨日書かせて頂いた宮川さんの言葉をお借りしますと
熟成に関しては「味を乗せる」のと「味がまろやかになる」は同時進行でありながら、クロスしたりしなかったりします。そのバランスが取れた時に「いい旨味」が体験できる。フレッシュな旨味もいいですが、やはり「時が磨いた旨味」は人間では醸せない領域ですよね。
多分ここで書かれている熟成は、もっと時を経ているのかと思いますけど でもこのクロスしたとこに 絶妙な飲み頃が生まれるかと。が、このクロスが ピンポイントであるお酒と 搾られたときも時間を経過した時もOKという安心なお酒もあります。
はたしてこの玉栄14号は これからどのようになっていくのか 安井さんも?やそうですが。
今爽やかな酸が心地よく まさに今でしょっと夏にたのしむお料理にベストマッチ。
安井さん よかったな~~~~と ぱちぱち。
が 安井さん曰く これは中ぐみに一応限ってやそうです。ということは 中ぐみでないノーマルバージョンはまだその粋に達してはいないそうなのです。
う~~~~~~~~~っ 造ってる人は大変や。売らせてもろてる私は 実は今まで 飲み頃ではないので こっそり後ろの方に隠しておいたんを前に持って来ました。ええ加減なやつ
けど この朗報は。
日々変化していくお酒達。旨い肴と合せながら 笑いながら日々研究していきたいものです。