酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

地道にこつこつ

あるお客さん・・・・・むちゃ 滋賀の食の世界ではええ舌と人間性の評価も高い人・・・と話をしていて 11年目を迎える辻一のお店の味質が 確実に年々向上していると。

他にも 辻さんふぁんのご常連さんによりますと 隠れメニュー おにぎりとポテトサラダがむっちゃ旨いといわはります。

一方 12時前に〆にいかはる方なんぞは 夜中に食べる大蒜チャーハンが絶品とのこと。

そしたら 辻さん おんなじことを地道にコツコツ 手抜きをせんとやってたら わからんけど 自ずとようはなっていくのかもしれへん・・・・といわはりまして ほう~~~~~~~~~と 新鮮な感動や。

たしかに 辻さんのメニューは とくに高級食材を使っているわけではなく なので 高値でもない カジュアルに美味しいものばっかり。

先ほど上げたメニューも いわばどこの家庭でも食卓に並ぶごく普通のおかず。それが こんなに評価されるちゅうのは 素晴しい。

私も野崎洋光さんの本は以前にイヌガオちゃんから頂きまして 愛用しているのやけど じつは辻さんも野崎さんの本を師匠のように愛読してはるのです。

私はシュフやし さらに このとおりええ加減な性格なのでまるで違うけれど こういうええ話を聞いて 背筋をちゃんとのばして 毎日のおかず作ろうと思いました。

地道にこつこつ・・・・・・だいじだいじ。

今日は チーズのお客さん キールの大矢さん主宰の モーツアルトのコンサートに ほん近くの浜大津スカイプラザにいってきました。モーツアルト愛好家 大矢さんは モーツアルトを地道にこつこつこつこつ10数年やって来はって、キールと言うお店はまさにモーツアルトの隠れ家のお店。私はこのコンサートには初めていきましたんやけど 大盛況。

テーマは 少年モーツアルト イタリアを行く・・・で 吉本が入った大矢さんの司会ぶりも可笑しく 大阪モーツアルトアンサンブルの演奏は快い響き…後半になるにつれて どんどん惹きこまれていきました。
何ともしあわせな挽夏の昼下がり。

なんでも 同じことを繰り返し 心を込めて続けていったら 深い所で根っこがはっていって いつしか芽を出しお花を咲かせるのやなあ。それは大輪でなくても野の花みたいなかいらしい花がええな

ええ一日でした。よいご縁を ありがとうございました。