酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

旬眞庵 喜楽長の宴 器の巻

年に一回 安藤さんが主宰しはる 旬眞庵さんでの地酒の宴。

今年は安藤さんがこよなく愛してはる 喜楽長さんを招いての宴。

今回は安藤さん 喜多さんのお蔵にもご訪問し 気合が入っています。

いつもながら 献立をみながら お酒を吟味しはります。

又旬眞庵さんも お酒をしっかり利きながら料理の味付けをしはります。

盛り付けもお皿も そして何より味わいが ほんとうに美味しく ここのお料理の素晴らしさを改めて実感しました。

新潟から 仙台からもご常連さん。

新潟からは あの有名な古門さんが御夫婦で。そして 一献のええお話しを聞かせて頂きました。一献の献と言うのは献立・・料理の献。そして 一杯の酒。「酒」と、その「酒」に合う「肴」の2つが1つの食膳(献)として供されること 酒肴一献のことで 今回のお料理はまさに お互いを引き立てあう絶妙なる酒肴の饗宴やったと思います。

秋田ご出身の方もおられ 私のテーブルは 東日本に旅したような時間でした。

さて 今回のテーマは器で楽しむということで マイ猪口持参。私は実はその前にも 用事があり ばたばたして出かけたので うっかりぽん。

が 同じテーブルの方々がもってきてくれはった いろいろな器を愛でさせてもらいました。富山の作家さんの錫

これも・・・・ため息が出ます。


これは 信楽小川顕三さんのもの。お酒を入れるとまた 表情が。よく名前は存じ上げていますけどまだ御縁はないのですがええなあお尻の表情もええなあ。

これは 清水焼。身震いするくらい ええ器。

器もこないに楽しませてもらいまして。おおきにおおきにですが お酒がこれまた 良かったのであります。