酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

大津京遷都 「~万葉集でつづる大津京~ 音楽物語『夕波千鳥』」

大津京遷都1350年を記念して、
「~万葉集でつづる大津京~ 音楽物語『夕波千鳥』」が大津市民会館で行われました。

この会長であり 脚本や美術もてがけてはる鈴木靖将さんは 北島のラベルを描いてくれてはりまして 小川酒店ともご縁が深いのです。

なので 日曜日の昼下がり 自転車を走らせ行って来ました。

今から1350年前、天智天皇は、ここ大津に都を造られました。
この都では中国や朝鮮半島の影響を受け
香り高い文化の華が咲き 新しい国造りが行われました。
古代史最大の内乱と言われる壬申の乱で、わずか5年余りで幕を閉じた、
美しい都 大津京のドラマを音楽物語にしました。


飯森よしえさんの草木染での舞台衣装も…素敵やし。

音楽の質がとてもよかったです。

市民の皆さんを巻き込んでの音楽劇。なんと 夕波千鳥混声合唱団ではちびっこも活躍してはったし、朝市運営委員の白井さんもやはりますやん! 

佐渡 鼓童の小島千絵子さんは運命に翻弄される悲劇の十市皇女(トオチノヒメミコ)を舞と太鼓で演じ

むすびし水のコンサートで フルートを演奏してくれはった 中山登志子さんは巫女&語り。中山さんの語りは味わい深いのです。

同級生の日比野君とずっと念仏コンサートをしてはる 花月真さんの歌声もよかった!ほかの テノール ソプラノ・・・打楽器 お琴も 聞かせてくれはりました。

この機会に 1350年も前の大津京に想いを馳せることができました。

旅行者もよく小川酒店にご来店になりますが、益々誇りと愛着をもって 大津の魅力をお伝えしたいな。そして、大津の歴史や文化に想いを馳せるだけではなく それを育んで次の世代に繋げて行けたらええな。

天智天皇の歌 秋の田の仮庵の庵の苫をあらみ わが衣手は露にぬれつつ・・・・・は 百人一首が好きやった我が家の 私の十八番やったんやけど 意味をお恥ずかしいかな 初めて知りました!

大津京の時代には 多くの歌が詠まれました。が 歌の文化は今も漫画ちはやふるなどで 形を変えて繁栄しているのがすばらしい。
浪乃音の中井さんも 忍々の瀬古さんも 歌詠み人。
は大津の文化発信のひとつのカギかもしれへんな。

まちなか交流館では 坊主めくり大会もしはります!

と 予想をはるかに超える とても良い音楽物語でした。
鈴木靖将さん 皆々様 大お疲れ様でした。ありがとうございました。