酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

ながらの座座 カルテット ベートーベンシリーズ

日曜日は音楽三昧の日でして 夜はながらの座座 座座カルテット。

これがまた 全然違て そしてこれまたよかったんです。

前半はベートーベンの中でも あんまり人気が無く 大きなコンサートホールで演奏されることが無かった曲 そして後半は 人気を博した曲・・・なんか お酒と重ね合わせてしまいます。どっちもええのやけど 明暗は別れたりもして これも人生やろか。

けど 音楽に詳しくない私にとっては どっちもとても良かったです。

なんで人気なかったんか?わからへんくらい どっちもよかったです。

市民会館大ホールとは打って変わって 演奏者の息吹きや ちょっとした表情まで感じ取れる距離で聴ける 古建築の空間での贅沢なコンサート。

この庭園がまた ええのです。5時半からやったので だんだん夕暮れてきて マジックブルーとなり そして夕闇に変化していくのです。この庭を眺めながら 縁側に腰掛けて 足をぶらぶらさせながら・・背中越しに 生演奏を聴くのも 一つの楽しみ方なのです。

さすが座座カルテット。4人の個性がそれぞれに素敵で なんか ぐいぐい 惹きこまれていきました。

きっとこんなふうに 惹きこまれて喜んでる私たちの表情は 演奏家の方にも 届いていたのではないかと思います。何回かの演奏では 場の空気とか湿度とか色々な理由で 演奏も少しづつ違うのがまた面白いそうです。

となりには音楽評論家の千春さんがやはって プロの評論は千春さんにお任せしたいと思っています。きっと近いうちに座座のHPでアップされるので それも楽しみです。

さて この空間で 7月9日 お酒のイベントがもようされます。この 空間をお酒と共に楽しんでもらえるよう がんばります。

新聞見てたら 音楽療法が書かれていて 子供さんのアスペルガーとか 認知症のお年よりにとっての 音楽がどんどん研究されているそうです。

私も 平日はほぼ店にこもっているので 休みの日は飛び出して 美しいものや音楽を聴きにでかけるのやけど ほんまに色々なものがリセットされて気持ちええのです。そして こういうココロの洗濯はとてもだいじやとしみじみ思います。

今日は二つも重なったので 感動が半減したらかなんなと案じてたんやけど それぞれの魅力が楽しめて どっちも大満足でした。

音楽はえほんまにええありがとうございました。