酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

平田オリザさんのお話し

上田市での 平田オリザさんの講演でした。文化芸術によるまちおこし

社会における芸術の役割など・・・

富良野の話しも興味深かったです。

目先だけではなく 50年後100年後の未来を見据えて考えると 日本の農業は 付加価値を付けて高品質なもの魅力的なものをちゃんと売って行かなあかん

そのために 豊かな発想力 工夫 表現力 コミュニケーション能力 が必要。つまり 農業こそ 今大事なのはクリエイテイブな発想や考え方。

北の国からなどの繋がりで オリザさんはよく富良野の学校に演劇や芸術の講演にいかはります。その際 ご両親もご参加。なぜかと言いますと 子供達に農業の後を継いでほしいから。家族が食べていけて 且 愉しく クリエイテイブに農業をやって行って欲しいので 積極的に来はるのやそうです。

きっとこれは 滋賀の日本酒にもいえることで まさに日本酒も農業なりで 七本槍もまさにその成功例やなと思います。

大事なことは地域性と国際性。相反するように見えるけど この二つが両立できたら成功するのやそうです。

住んでいる地域の人々が この地域の土地の強みは何なのか?何が誇りなのか?

文化芸術が今まさに大事。 愉しいということを頂点に ほんまもんの芸術に触れて 文化の自己決定能力を高める。その過程の中で 今までにない 土地の魅力を活かした 何かが見つかるはず。

今国民のエンゲル係数は平均 25から30。そのうち 地産地消が10%ほど。大事なことは その周りにある ソフトな地産地消を考えて行かなあかん。

楽しいこともつまらないことも どんどんスパイラルしていくのです。

文化芸術は究極の公共事業やとも いうてはりました。


NTT前のランタナ!宇宙が広がっています。

オリザさんの講演は4年前のお話しやったんやけど。その時にはユニバーサルジャパンが低迷しつつある時で 今ここはものすごく 伸びてはるし・・・とにかく 時代はどんどん流れています。

朝市もいま 15年目をむかえ ある意味過渡期をむかえています。朝市すたっふにも これから長いスパンで先を見据えた時 どんなふうにしていったらええか 相談しながら ちょっこし悩んでいました。

あとオリザさんもいうてはったんやけど ひろばの大事さ。集まったり 話あったり 歌ったり おどったりするひろばが町の中心にあったらなあ。そや 朝市もあるいみ 大津のひろば的な場所であったら ええなと前に言うてたことを思い出しました。遠くまで行けへんお年よりや 障がいをもっているひとも 月に一回の朝市で 集ってくれはる。これは まぎれもなくひろばや。

浜大津やったら 琵琶湖 比叡山などの山々 日本酒 お米 水・・・・がカギ?さてさて 今こそ知恵を出し合って 考えよ。