酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

赤い糸

笑四季酒造さんから またまた 面白いお酒が・・・
新シリーズ「赤い糸」。

昨年から東京農大酵母を積極採用しておりますが、ある種の先入観もあって、香りの控えめな酵母ばかりを選択して使用していました。かつては、なでしこ酵母やアベリア酵母など、いわゆる香り系、カプロン酸エチル生成力が強いものを使用し、一時期当社の一翼を担っていました。

そのなかで、再び花酵母と向き合い、甘口ジューシータイプへの帰依に至るきっかけとなったのは前期のスピンオフ作品「竹島事変」ではないでしょうか。

それまでは天邪鬼であり、どこか花酵母の先輩蔵に対する遠慮もあったかもしれません。今期は事実上、センシュアルのアップグレード版ではありますが、新たに、甘口香り系タイプの新ブランドを構築していきたいと思っております。ラインナップは山田錦を中心として、吟吹雪、越神楽で展開していきます。
 
名称「赤い糸」は日本をはじめ、東アジアで広く信じられている伝説から。人との縁をより大切にしたいとの想いものせて、皆様に佳酒を捧げたいと思っております。

今作の原料は滋賀県産吟吹雪にて、東京農大酵母ナデシコ、アベリアで醸しました。

艶やかに香る立香と印象的な甘味、少し長めの余韻をお楽しみいただけることと思います。

ほんまは 自分の言葉にかえてちゃんと書かなあかんのやけど とにかく忙しいので このまま載せます。

あまから手帳にあっ君のってはるそうで お客さんからよう言われます。はよ見たい。

赤い糸やのに 糸は白いやん!と笑てましたけど ほんまは赤い糸は見えへんのやから 正しいのや。
ラベルも味わいも お正月にも相応しくさすがの出来栄えです。