酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

滋賀 地酒の祭典 IN 東京

花の東京にいってきました。

吉田酒造のブースを私らはお手伝いさせてもらいました。

そして 私はお燗担当。


右二つ 壺中重星霜 と辛口純米火入

吟吹雪15年もん純米大吟醸古酒と 16年もん純米吟醸古酒

しかも 50%より 55%の純米吟醸の方が値段も高いのです。

この吞み比べは やらせてもろてて むっちゃおもしろかったのでした。

まずこの色に惹かれて 吸い寄せられるようにおいでになります。

まずはどっちも冷やで少し呑んでもろて その後ひなた燗。

冷やで飲まれて ほ~~~っ まろやか。

さらに 少し温度があがると ふわ~~~っと味が膨らんで お客さんが満面の笑顔。美味しい~~と 感動してくれはります。

5%のことで 55%は深い厚味のある熟成をしていて 50%のほうは 綺麗な上品な熟成。

吉田さんが値付けしはったように 55%がより人気を博し 再度再々度・・・4度も来てくれはるお客さんもやはりました。この笑顔を 何十回も見られるなんて 何ちゅう幸せや。

また 沢山美味しいお酒をいただいたので 〆に~~~と このお酒を吞みに来てくれはった方も 仰山やはりました。

そして 辛口純米の火入れは 最初は実はちょっと独特の香りが気になって お燗だけにした方がええやろかと話ししてたんやけど 背の高~~~~い 俳優みたいなお客さん えらいこの香りを気にってくれはって 鰹の出汁に合わせたいとおっしゃいます。そして このお酒は コンクールに例えると 特別賞をあげたいと。ほ~~~~~~っ。またこのお客さんその後 色々な方を連れて 何度もご来店。うれしいことや。

ある 有名な酒屋さんは 今回の祭典の私にとっての一番は 辛口純米の火入れですなんていう最高の褒め言葉をいただきまして この火入は 今後注目です。(今まで生ばっかりで火入は置いてなかったんです。)

結局 無濾過生も 火入はひやも吉田さんご指定55度くらいのお燗も 皆それぞれに楽しんで頂けました。

私は延々延々 この3種をサーブしていたので 他は全く見られてへんのですけど 大賑わいやったみたいではるばる行った甲斐のあるイベントでした。藤居さん にんにん 皆々様おつかれ~~~~~さま。酒屋冥利に尽きる時間をあたえてくださり ありがとうございました。