酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

まりあーじゅ

いよいよむーちゃんのご馳走と一緒に お酒をいただきます。
今回の飯の白和えには ホワイトアスパラ グリーンアスパラ うるい グリンピースなど 春を思わせる食材で気持まで高揚します。

そして これには北島完全発酵辛口がやっぱり


信田巻がむーちゃんの手にかかるとこういう風な芸術作品にしあがるのやな。出汁巻も絶品です。空豆の中にはへしこが挟まれていまして これもお酒を呼びます。

山田吟次郎3年もんは 冷やでまず飲んで頂きお燗上がりを楽しんで頂くつもりでした。
勿論 今回の和風の味のしっかりしたお料理に このお燗は良う合うたんですが ラオス料理にはこの熟感満載の常温がなんとも合いそうという 面白いご意見も頂きました。こっそり持ってきた 蔵にはほぼ無くなった不老泉初しぼりは 開封してだいぶ時間が立っていたので 初しぼりというよりも まさに不老泉のまったり感が出てきて これもまた乙なものでした。

今回撮影も大事なので ラベルもええので北島のエンも一応持って来てみました。で・・・・呑んでみまひょと開けました。そしたら 皆さんこの味わいに ため息。アキサイ以来呑んでへんだエンの生ですが 角が取れて丸くなり勿論お燗もおいしく 無農薬やからか かなり温度をあげても全く崩れる様子もなく ちょっと温度の下がったあたりがより美味しかったのでした。

日本酒は大らかなものなので 皆合いましたけど あえて私が想うのは やっぱり飯の白和えと初桜の熟成は合わへんだと思います。これは 決してマイナスイメージではなく 他の料理にはばっちり合うたし 合わへんと言う体験が より合うた時の歓びに繋がり まりあーじゅの楽しさが生まれるのやと思います。

フレンチマスタードの入った黄身酢ソースのかかったローストビーフ これ新人さん神開の1801 日本晴に むっちゃ合いそう今まで味わったことの無い1801酵母のお酒やったんや。これもトライしてみまひょ。 

桜雀寿し 花びらと 書かれていたけど 是やったんや。小鯛のことを雀といいまして、桜の季節をひょうげんするのに シャリに桜の花。小鯛は桜の葉で押して香りを出してはったので この名前が付けられたのやて。美しい言葉。日本文化やな。

あと セタシジミの赤だしもありました。お出汁も

このくらいの種類やと お燗をつけても 味の違いがようわかり お料理ともゆっくり楽しめるので ええ感じ。空間 お花 会話 お料理 お酒 どれもゆっくり楽しませて頂きました。ありがとうございました。