酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

一博さんのお蔵へ~~~~

今月の朝市は 一博さん

なので 五個荘のお蔵に

前回は その蔵の背景の文化歴史を知ろうと 五個荘の街を散策したんやけど この暑さで今回は散策無。

けど 色々な楽しいお話しを伺うことができました。


まずはずらり~~~と 今のラインナップ。

とはいえ 仰山あります。

うちでは 主力が一博の純米と純米吟醸なので こんなに沢山あるのやと。

そして 今回思ったのが どれもきもとでも山廃でもないのに酸が高い!


そのあと れあ酒。

一博点無の時代の 純米の生と火入と純吟生
一博点有の初年度の純米吟醸

酸の高さゆえなのやろか?ヒネを感じさせず 綺麗にバランスよくええ熟成をしていると思いました。

点無時代のお酒も 4年もたっているとは思われへん!



今年のうすにごりも 美味しい!けど あまりにもど定番。

色々悩みながら 以下の4本が決まりました。

辻さんというあだ名がついてしまった 利き酒会で辻さんイチオシの 一年もん一博清酒。 これ香ばしい甘味旨味が出てきて のびやかでええなあ。

さらに 朝市には必須のれあ酒は、なんと一博点有初年度の純米吟醸

一博さん曰く、初年度は いろいろ新しい事ばかりで 上手にできたとはいえなかったそうなんやけど 妙に魅力的で楽しいお酒。お燗も美味しそう。皆同じ意見。たるちゃんは しきりにお燗したいそうで 猛暑の外に出たら勝手にお燗できまっせ~とか言われながら 掌で温めてはりました。

一博と言えばうすにごり・・・なので 純米吟醸うすにごり。少し滓が絡んでいるので 上品で柔かで優しい~味わい。

もう一本は生か迷たんやけど、最近取り組み始めはった9号酵母純米吟醸 28byで、これは吟吹雪。この火入が ほどよく時を重ねていて 美味しい。9号酵母を皆に知ってもらいたい気持ちもありまして 是非にと選ばせていただきました。

酸がしっかりして 原酒ではなく ほどよく加水されている一博の面々。

派手な香りや インパクトは少ないのですが 熟成させて良し、料理と合せて良しの 佳いお酒です。

きたいちゃんの 選ばれなかったお酒シリーズのマネ! 高いのもあり 選ばれませんでしたが 純米大吟醸これは ものすごく品があって お奨めしたいお客さんの顔が浮かびました。

高精米低精米 ほんまに どっちも違って素晴らしい。

お忙しい中 朝市スタッフさん 一博さん ありがとうございました。
楽しいお酒選びになりました。