酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

黒滓酒と不幸のファックス

績さんが黒い滓酒をもってご来店。

朝市で えらい大人気で 早々と無くなったお酒です。予約分と あとちょっと追加でもってきてくれはりました。

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メイラード反応や!本来なら 糖とアミノ酸が加熱によって結びついて起こる反応やけど 加熱せずとも がこの反応を起こすこともあるそうで、まさに不老泉の滓酒。

 

先日蔵を訪れはった 瓢逸さんが 素敵な言葉を贈ってきてくれはりました。

「よし!今年も良い酒を造って、貧乏するぞ!」 という先代の言葉が心に響きました。

私の持論で恐縮ですが、 創作とは良心を形にすることだと思っています。

私に限れば、 自分の中にある美しさを形にすること。 その純度を高めることに苦闘する日々。 流行に媚びれば、 創作の泉は枯渇する。

豊かさを貨幣で計ることが 今よりもっと当たり前だった時代に、 別の豊かさを見出す覚悟。 自分なりに上原酒造の原点を感じることができました。

 

素晴しい~こういう表現の出来る瓢逸さん 只者ではありません。

 

そして そのあと績さんのやり取りで 不幸のファックス贈りましたとのこと。

何やと思っていましたら ぎょぎょぎょ 山天品切れの案内でした。さらに 私が愛してやまない よしのぼりももう危険信号が点滅しまくっているそうです。

えらいこっちゃ!!!!皆さん お早めに。