妹が面白い話を聞かせてくれました。
香道の中で 龍涎香という鯨の結石は たまらへん酷い匂いなのやけど、それを薄めて ブレンドすることで 素晴しい匂いになるそうです。
笑四季のあっくんが ご来店の際 モンドールという癖のある でも通をうならせるチーズが来たとこやったので 香りを嗅いでもろたら たまらへん顔をしはって ダイアセチル！所謂加齢臭なんやて。でもでも これも ほんの少し ワインに含ませることで 複雑味やボデイが生まれるそう。
アセトアルデヒドも 二日酔の匂いとも言われ これもあかん匂いではあるのやけど、そのアセトアルデヒドをシャネルの香水や ええワインに少しだけ含ませることで、素晴らしいふくらみのある香が生まれるそうです。
人間もお酒も ふつうに美味しいのやけど 教科書みたいでちょっとおもろない・・・ことがあります。ちょっと いびつやったり 癖や欠点があることで 味わいや変化 楽しさ 深みが加わると言う事やろか。
乳香はオマーンに育つ ムクロジ目カンラン科ボスウェリア属の木からでてくる樹液を乾燥させたもので これは もうそのままで素晴らしい匂いなのやそうです。ほんで 医薬的にも瞑想にも良い効果があり 金と同じくらいの高値で売られているのやて。
香もおもろいおもろい。
