酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

より美味しいの秘密

日本酒には甘味、辛味、苦味、酸味はあるのですが 塩味というものは ありません。なので この塩味を補完することで 全体のバランスがとれ 素敵なマリアージュになるのです。

そういう意味では山椒だれというのは 実山椒の心地よい苦みと和風ハーブの爽やかな香り そしてこの塩味があるので 日本酒との相性がとても良いのです。

 

さらに 直君の案のように 古酒‼に合わせると 複雑で重厚な香りと味わいが より一層お互いを引き立て合います。これは ちびちび ゆっくり楽しみたい。

 

単体で美味しいということも 全然ありですが、いろいろな味わいが 重なり同調し 先ほどのように日本酒にない塩味を添えることで より美味しいマリアージュが生まれると 日本酒の世界は より魅力的なものになると思います。また お料理もより楽しむことができて 相乗効果でその時間が縦横無尽に豊かなものになるかと思います。

 

また サケタイムによりますると ちりめん山椒を砕いて塩昆布をあえた特製山椒塩と コハク酸という有機酸を含む帆立て貝の炙り焼きを合わせた逸品には 生酛純米。

塩味とミルキーな甘味と発酵食品の持つ ちりめん山椒と新玉葱とクリームチーズのサラダには スパークリング日本酒。

 

なんか 面白い面白い。

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全然関係ないけど 昨晩は餃子でした。米粉を水で溶いたのを餃子の間に入れたら見事な羽!うれしいやん。