酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

三井寺の土で焼かれた清水志郎さんの器 

先日 中国茶自然茶の堀口一子さんと一緒にご来店の陶芸作家さん 清水志郎さん。麦わら帽子をかぶってはって なんともナチュラルで素朴で謙虚なお方。なんと人間国宝清水卯一さんのお孫さんでした!

 京都松ヶ崎にお住まいでしたが これからは滋賀湖西の蓬莱で作陶をしはるとのこと。

 そして お話をしていたら数年前から土は買わずに 自分で掘り出して造っているのですとのこと。志郎さんは一子さんのお茶のお弟子さんで 一子さんが自分で摘んだお茶

からお茶を作ってはることに共感をして それから土堀りにはまらはったのやそうです。土堀りで元気をもらえるし これはやめられない。大変でしょうと言われるけど 喜びでしかない。大治郎さんや横坂さんが自分で作ったお米でお酒を造るのとまさに一緒やな。すばらしい。

 使いやすいように ほかの土と混ぜるという方法もあるけど その土ならではの表情を大事にしたいので 単体で作陶。これは富田酒造さんが米そのものの表情を活かしたいので 麹米掛け米同じで醸すというところに 似ています。

 そして 三井寺とのありがたいご縁が生まれて 三井寺の土で素敵な酒器を焼かはりました。

 

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三井寺で行われたお茶会。

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ものすごく贅沢な贅沢な そして心豊かな時間でした。

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一子さん ありがとうございました。