酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

座座の宴 おまけ 七本鎗と北島23BYのみ比べ

有名料理人直くんは お酒の感性も素晴らしいので 大切なこのメンバーとともに是非一緒に飲みたかったレア酒も持参しました。

もう蔵にもない 七本鎗の山廃 琥刻玉栄 北島生酛 吟吹雪 どちらも23BY!どちらも 60磨き。醸されたのは 北と南。

直君曰く 七本鎗はそれだけで完成されていて 肴が無くても呑める。

北島は 余韻が長く 料理と合わせることで完成する。

お~~~~っ なるほどや。

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七本鎗のラベル ビンテージがそのままラベルになっているのです。このころは60磨で 7号の酵母添加をしてはりまして 2013年から 蔵付き酵母になり 磨きも80になったのであります。これも歴史を積み重ねています。

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北島も七本鎗も 私のイメージでは玉栄。吟吹雪の熟成はどうなんやろと 興味深々でしたが じっくり楽しめるお酒になっています。ぐいぐい すいすい飲むお酒ではありませんとは 北島さん談。ほんまや。

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この琥刻という名前は 歴博学芸員 横谷さんが名付け親なのです。李白の詩から。

横谷さんの話ももりあがりました。ものすごい目利き。実は美術品のみならず ワインも凄いのです。

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そして 宴のあと 歴博に行ってきました。

六道絵を全部見られるのは今日まで。怖い!気持ち悪いでは すませられない 生きることの悲しみ 深い意味を考えさせられる時間でした。重~~~~い。23byのお酒を飲む日に相応しい しめくくりとなりました。