酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

不老泉吞み比べ企画

あるご縁で 不老泉の16種類の飲み比べをさせていただきました。

丁度去年のお酒なので、今小川酒店には品切れを起こしているお酒が沢山ありまして。そのれあ感も十二分に楽しませていただきました。

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小川酒店には今おいてないのに、意外に美味しかったのが辛々。これは不老泉としてはめずらしく吟吹雪なので、そないに辛くなくて、やわらかい。

 

同じくからくちも辛く感じなくて、辛々よりも飲みごたえがあって、呑むほどに旨味がやってきます。

 

亀の尾がおもしろいことに 生より火入れの方が味乗りしていて、びっくりしました。これは生まれ年も違っていて、それにしてもこんなに違うとは。ちょっと薄っぺらな感じもしたのですが、ぬる燗をつけていただくと、とても品のある美味しいお酒になりに◎。

 

品切れ中の山天うすにごりは、おり成分が熟成と共に溶け込んでいって、素晴らしい味わいになってきています。これから出荷される山天も持って来てくれはりました。確かに違いますが、十分味も整っていて美味しいです。

 

てっぱんの山中はやっぱり、ストライクゾーンの広い、万人に受ける味わいで大人気でした。

 

たかね生原酒と酒母四段は、上とは逆にお客様を選ぶかな。北島の玉栄の生酛を思い出しました。

でもどれもどれも美味しい。不老泉は やっぱり、不老泉や。

全てが蔵付き酵母 天秤搾り そして同じ人が造った16種類を、しかも少しづつ利かせていただけたのは、ものすご腑に落ちるというか、違いがよくわかって興味深かったです。