酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

懐石の器

湖国と文化の編集長三宅さんから是非是非と伺っていたので、ミホミュージアムに行ってきました。

雨でしたが、桜がほぼ散り掛けてはいるものの、まだ美し。

新緑が雨でより美しかったです。

 

そして、シャクナゲが満開!

利休梅

 

霧も立ち込めていて、まさに桃源郷

非日常の世界へ・・・


感動でした。

特に気に入った本阿弥光悦の赤楽茶碗なんぞは、根っこが生えそうになりました。

大井戸茶碗小一文字ビーズ飾り四段重切子丸型ガラス三段重ガラス棒入り銚子などなど、素晴らしい懐石の器の数々。遠い所なので、また二度と逢えないかもしれへんと、なんと3時間かけて3回も見ました。

この鼠志野向付も圧巻でした。

 

ミホミュージアムは茶道具から始まったのやそうです。美術を通して、世の中を美しく、平和に、楽しいものにとの想いで造られたのがこの美術館でした。

 

丁度水野骨董店さんがお酒を買いにきてくれはったので聞いたら、古いから味わい深いというのもありますが、土が昔のほうが確実に良かったそうです。そしていくら現代の最新技術を駆使しても自然の土はなにものにも代えがたいと。

 

とにかく、生のええ器をこんなにじっくりゆっくり見ることができて、ものすごく幸せな時間でした。ミホミュージアムは遠い!と思ってたんやけど、石山駅から一時間に一本のバスがでているので、一時間ちょっとで行ける!!また行こうと思いました。後期も行きたいな。