朝市で、辻一のつージーと、萩乃露の中邨くんが、そろってどれも渋いなあと。
同じく不老泉の藤井君も、よう渋いと言わはります。
お酒には本来苦味、渋味といった成分が含まれていて、特に新酒のころはそれが顕著で中にはがちがちや~というようなお酒もあります。不老泉の山廃なんぞは最低6か月くらい置いてから出さはりますし。1か月3か月、夏越しと熟成期間を経て、渋みが旨味にかわるということは、一応わかっているのですが、今回のお酒達、山廃でも生酛でもないし、今も十分美味しいと思うのです。
香り系のお酒ははよ飲んだ方がええお酒もあるし、渋いと言わはるということは、このお酒達がしっかりした麹造り、健全発酵させたええお酒やという証でもあるので、誉め言葉ととらえても良いのかもしれへん。
辻さんなんぞは、テトテが一番味乗りしていると。
超辛口純米無濾過生なんぞは、3年寝かしたいと。
新酒から渋くないのは、近江藤兵衛の純米うすにごりやそうです~
つわものの三人とも、お酒への情熱や感性の素晴らしい人やし、今回の渋い!は、とてもとても心にのこりました。
実はテトテは、開栓してしばらく置いた方が美味しいということで、おっとが試飲分は前もって開栓しておいたのです。
ほんまにお酒は不思議君。でもそやから面白い。
お気に入りの杣人さんの燻製ベーコンと米粉でクリームシチュー
黒田農園の蕪と賞味期限の切れたゴルゴンゾーラのグリル焼き。つやこフロマージュも同じく、期限が切れてからが美味しい~