酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

天地の唄

天地の唄

・・・富田のボン・・失礼!泰伸さんがおっしゃるように、開けてから3日して天地の唄を飲ませていただきました。

うまっ!!!ええ感じで熟成していました。

何故傾いているのかと言いますと、もう土用干しを待つばかりの梅干さんの上なので・・・どっちも時間とともにますますおいしくなりますえ~。

さすが前田君です。信じて待ってて良かった!

バランスも後の余韻も私はとっても満足しました。

きっとこれも賛否両論あるかと思いますが、味のりを待って出荷したほうがこのお酒は幸せやったんちゃうやろか?でも嗜好品やし、新酒は新酒できっと好まれる方もおられるとは思いますが・・・・・・・・・・今が旬っと実感した私は、ついついお客さんにもオススメして・・・・生の天地の唄は完売。

でも火入れがあります。侮るなかれ火入れ。

上手に火入れをしはるお蔵さんは、火入れのお酒の魅力を私らに教えてくれはります。

一発目のインパクトはないのですが、しわじわとよさが見え隠れし始め、後半になってほんまに美味いなって。これぞほんまもん。

先日ヴァイオリンの葉加瀬太郎さんがテレビに出てはりまして、一方骨董の中島誠之助さんもでてはりまして、お二人ともが最高の音楽や器に触れておく事はとても大事。その積み重ねは決して無駄にはならず、必ずやまるで卵の殻を破って出てくる雛のように、いつか大きく実を結びますよというような事をおっしゃってました。

というわけで、以前Hさんから頂いた大事の大事の13BYの竹鶴をよばれながら、ちょっとでもええもんにぴぴぴっと反応できるべろになりますようにと修行中・・・美味しい修行やっ