酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

萩の露一色

Kさんより電話あり・・・・萩の露うすにごり ありますかとのこと。何度かご来店されて、お酒のことを逆に色々教えてもらえる嬉しいKさんが、秋の利き酒会でえらく気にいらはったこのお酒。私は正直な所あんまり一押ししていなかった商品なので、逆に見直す良い機…

富田さんと前田君

はしもとやさんのブログを見ていると面白い記事に出会った。姉御とあひるちゃんは近江未来塾という勉強会で、前田さんという農業を志す青年と一緒やった。その人柄の良さは何気に聞いていて、前田君の名前も二人の会話から何回か耳にしているので、よほど魅…

マロウ

畑にいくと愉しいことが一杯。 私の借りている畑・・・緑の村の村の村長さんが マロウという花を育ててはる。 お茶にすると気管支炎にも効くハーブテイになるそう。 いつでもとって行ってねと・・とうれしいお言葉。 ちょっと頂いてみる。なんと、熱湯を注ぐと…

おすそわけ

私はこの言葉が好き。向かいのおばちゃんが忙しいて炊いてられへんやろうと、「お皿持って来てや。びゃっと空けて」と小走りに炊き立ての塩昆布を持ってきてくれはる。友達のお母さんは、○○○子特製苺じゃむと鉛筆で書かれたとびきり美味しい苺じゃむを、こぼ…

色々思うこと

父と店の配達のNさん二人が入院して2週間。我ながらようやったなとたまには自分で自分を褒めたげよっと。力だけがとりえの私も、43歳なり。小川酒店の娘なので娘さんとか笑うけどお嬢ちゃんとか言われるけど、もうええおばはんなので大瓶20本入りの配達なん…

ふうんと思ったこと

何かの記事で、某ソムリエが何と合わせてもだめだったのが胡瓜と酢の物。 ということは胡瓜の酢の物はワインとはもっとも相性が悪いということになる。 ところが、逆に日本酒はフレッシュで爽やかな生酒となら胡瓜と相性抜群・・・ これから夏に向けて旬の胡…

魚紳さん

京都河原町にあるさしみの魚紳さんへ配達があり、前から一度は行ってみたかったので母と寄せていただく。店があるので私が一足早く京都へ。1升瓶5本をぶら下げての配達はかなり!魚紳さんは以前HPをみてご来店されたことがきっかけ。その時の第一印象。な…

あのさあのおばちゃん

私の叔母は「あのさあ」が口癖。 なので、息子たちは「あのさあのおばちゃん」と呼んでいる。 そのおばちゃんは皮細工の先生。 もううん十年も自宅と近江八幡で皮細工を教えてはる。 近江八幡の教室はなんとあのヴォーリス設計のおうち! 話していてとても若…

牛蒡の葉っぱ

畑で種から撒いた牛蒡が大きく育っていた。 とくに惹かれたのがこの大きな葉っぱ。 今晩のメニューは餅入りグラタンとトマトソースとたらこのパスタ。 このパスタを大きな牛蒡の葉に乗せてみた。 なんかちょっとアジアンチックになってええ感じ。 この葉っぱ…

栞館

先週美味しいお料理とお茶会を催された瀬田にある中国茶のお店栞館・・・お茶会ではイカ墨のカマンベールやお豆腐の梅酢漬けといった愉しいメニューと小川酒店でお買い上げいただいた忘憂(チーズに合うという吉田酒造さんのお酒)のお酒がそしてアコーデオン…

富田酒造 ピンクラベル

能登杜氏品評会で、普通酒部門でなんと1位を取った富田酒造さん。 さっそく、その普通酒・・所謂 上撰酒を取り寄せる。 納品書にもピンクラベル・・って書いてある。可愛い! そしてなんともレトロなラベル。 そのままの温度だと極普通・・でも一癖あるお酒。 それ…

和菓子職人さん

ピンチの小川酒店なのでいろいろ助けてもらっている・・・・そのひとりが、宮内庁ご用達和菓子職人の叔父。配達しながらお話していて、ええこと聞かせてもろた。いらいらした気持ちでつくっていたら絶対おいしい和菓子はできひん。1日何千個の和菓子をつく…

思わぬ美味しい夜

在庫の整理をしていたら得体の知れない美味しそうなブルゴーニュのワインが ・・・母が「あげるわ」・・・ラッキー! こういう大変な時こそ美味しいもんを食べて飲んで明日への活力にせにゃな ということで、るんるんの夜。 グラスに注ぐとブルゴーニュらしいきれ…

えらいこっちゃ!!

父が入院中やのに、店の心強いNさんまでが膝に菌が入ってご入院。 小川酒店大ピンチ!! でもこんなことになって人の有難味がわかる。 いろんな人が助けてくれはる。 兄嫁さんもおっちゃんもニコニコと助けてくれはる。 長男もいつも寝てるんやけど配達には…

醤油と蓮根団子

今日の晩御飯のメニューのひとつは、蓮根団子。 山芋と蓮根のすり下ろしに上原酒造の米粉・玉葱のみじん切りを加えて混ぜる。 それを油で揚げて、芥子醤油であつあつを・・・・ これは大好評!そこで例の大阪食博で夫が買ってきた720ml 三千円の こだわり…

シェフのご来店多し

このごろシェフの方のご来店多し。 私としてはとても嬉しい反面、的確な受け答えができたかどうかとても不安。 今日はある有名ホールにあるフレンチレストランのシェフ。 いままで日本酒にこだわったことがなかったけれど 今度予約でパーテイが入った。・・…

浜大津こだわり朝市20回

とうとう20回目を迎える浜大津こだわり朝市。 今日は地元浪乃音酒造 ええとこどりシリーズ。 純米生・火入れ・そして 純米吟醸 9号酵母の3種。 純米は火入れと生とまるで味わいが違う。 それだけで利くと、今ひとつインパクトにかける火入れ純米が、 横で…

ささやかな幸せ

うちの階段の踊り場がどうもいまいち納得いかない空間やった。 といってもコンクリートの我が家・・・・ 納得のいかへんとこばっかりなんやけど このあいだ大阪にいった時にただで貰ってきたお茶の木箱・・・ うふふ・・ええ感じや。これで私はご機嫌さん。 毎…

琵琶湖ホテル

今日ははたまたえらいお客様3名がご来店。 実は数日前来て頂いたお客さんがその中のおひとり。 その時は明かされなかったんやけど、そのお方もそうやったんやあ。 というのが、うちのすぐ近くの某大手のホテル・・・・の和食におられる方々。 3人とも内緒やけど…

ほんまに美しいもん

フランスアールヌーヴォーの立て役者ビングはいった。 日本の芸術家は、自然はすべての事物の根源であると確信していて 日本人にとっては、1本の草でさえも最高の芸術に値しないものはない。 本当に自然の美って素晴らしい。小さな命の中にも宇宙が息づいて…

安上がり

私は自慢をすると髪の毛については最高に安上がり。 ず~っと、みつあみなのでカットに行かなくても良い。 のびてきたら。はさみでじょきりと切る・・ただそれだけ。 あまりにもワンパターンなので何度か違う髪形に挑戦したことがあった。 桃井かおりのおしゃ…

ええとこどり

次の朝市は浪乃音のええとこどり。でもまだどのお酒を使うかが決まってへん。 ので姉御と、日本酒に興味をお持ちの美味しい女性3名様をお連れして蔵へ。 いつものように、お酒を話す中井さん、楽しそう。 そして家族がめっちゃ仲ええ。 酒つくりの期間は、子…

行きつけ

朝日新聞より・・今森さんの日本の知恵「里山」というコーナーでの話。土手に寝転んでみる。湧き水を手ですくってみる。飲んでみる。すると本当に心地よいものは何か、体が教えてくれる。 里山はいっしょくたの命が生きている・・・芸術と科学が一体になった世界…

黒文字の葉の香りにほの字

新緑の日曜日。湖北山門湿原へ熊森協会の人たちと山歩き。樹木医のSさんに木の話を聞きながら、風に吹かれて健脚コースを。黒文字はよく楊枝にする木やけど、とても上品なええ香り。白文字やたむしばもええけど、やっぱり私は黒文字のほうがええ。すっかり惚…

お客さんは神様

嬉しいお客さんがなんと埼玉からご来店。そのとき歴史は動いたの松平さんのような品のある紳士と、モデルにでもならはりそうなおしゃれな奥方・・・そしてその息子さんは手ぬぐいをまいてはってまるで陶芸家風・・その3人さんが軽トラにのって・・・・。ご主人…

お土産オンパレード

夫は連休もず~っと大阪食博覧会の仕事。毎日のように美味しい土産。うれしおいし。 地元大阪からはこだわり焼そばお好みソース。とてもシンプルなパッケージ。味も懐かしいお味。 続いて札幌からジンギスカンのお肉。3パック1000円なり。結構やわらこうて…

スローな性格

私は皆も納得の鈍。それがそれがこのところますますひどくなってきているような・・・・流行のスローフード・スローライフは格好ええんやけどそんなもんやあらへん。人よりいつも1歩遅い性格。なので、父の病気のために社長業の一部も兼ねることになりえらい…

朽木村エコツアー

やっとかなったエコツアー・朽木朝市訪問の旅。浜大津朝市のメンバーをふくめて20人。18年も続いた朝市はいまや村の人々の貴重な財源となっている。道路もよくなって9時すぎると人が溢れてくる。20年前に澤田さんが「これで行こうや!」と皆を導いた、栃餅と…

お酒のこと徒然

お酒談義はほんにおもろい世界・・・・飲んだときに思う味わい。そしてそれが熟成するかどうか・・・・燗上がりするかどうか?これは経験とおもわぬサプライズと・・お料理によって、またいっしょに飲む人によって味わいが変化したり。そんなことを地酒バーで教えても…

地酒バー 膳

お酒の配達を兼ねて・・・・というかそれを口実に地酒バーへ!何度目か訪れたパンチ木下さんのお店。行くほどに新しい発見がある。昔の天狗舞。浪乃音ええとこどり。上原さんの初めて仕込んだ雄町のしぼりたて。十酒(とき)という古酒。不老泉原酒。まず冷で…