酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

無名不語 只管打坐

太田社長が目をきらきらと輝かせて、小山さんとご来店。

太田社長は若い頃に永平寺で一週間修行をしたことがあるそうです。

それも突然、放り込まれたとのこと。

トイレも素手で掃除をして、ご飯は絶対残してはいけないので、超苦手な酢の物は過酷そのもの。座禅中も辛くて叩かれてばかり。当時メガネをかけているのが太田社長だけやったので、おいそこのメガネと何度も呼ばれ。

何人かは辛くて逃げださはったけど、太田社長は突然放り込まれたので電車賃もなにもなく、ひたすら耐えなければならなかったのです。

でもその辛かった体験が今 生きてると言うてはりました。

 

そして このような名前にするのが、畏れ多いと思いつつも、意を決して 只管打坐が生まれました。この字は勿論太田社長の字。

 

雑念をすてて、ただひたすらに座禅を組む。

 

私もほんの少しの時間やけど毎朝お経を唱えて 呼吸法をしているので、ちょっと嬉しいです。

 

6600円なり。

でも時々とっておきの焼酎をお求めになるお客さん やはるので入れて見ます。

 

どの酒蔵さんも、酒造りと共に人生を生きていく中で様々な体験をして来はって、想いのこもった商品が生まれてきています。

太田社長のきらきらした目☆印象的やった。

 

 

鮒ずし作り体験クルーズ 2026

鮒ずし作り体験クルーズ 

に参加しはったお客様が ご来店♪

京都や東京や横浜から、お知りあいも、飲食店さんも。

神ぐらのあっちゃんも ご来店。

沖島の朝市が無くなったので、自分で漬けな!と御参加。

そして ご一緒やったのが 茶つぼさん。

あっちゃんが学生の時に アルバイトしていた京都のお店が 横浜に移転。

今は横浜で茶つぼというお店をしてはりまして 今回ご来店。

そして、東京から燗酒と小料理 はるじおんさん。

 色々なお酒談義が楽しゅうて。

楽しんで選んでくれはったお酒達が、お店にお嫁に行きました。

気にってくれはって、これから滋賀酒のお付き合いが始まったら嬉しいな。

 

これもあるご縁で長い付き合いの 松山の和音さん。

びっくりするくらい、よくお酒を送らせて頂きます。

松山って すご~~~~~い。

大将、山本さんの腕と人柄も相まって拍手。

 

昔は商圏は町内やったけど、今は町内はほぼ皆無。一方 全国に広がって、様変わりしました。どんどん色々なものが変わっていきます。諸行無常や。

大切に今の時代に合った形で小川酒店を作っていけたらええな。

 

今回のクルーズもそやけど、滋賀ならではの魅力 琵琶湖と船を使ってのお酒イベントが目白押し。ええこっちゃ!!

 

不老泉売り切れ情報

えらいこっちゃ!

不老泉が売り切れ続出。

だいぶ前に木桶純米大吟醸の生が そのあと火入も。

そして最近山廃中ぐみ 酒母四段 亀の尾 が続々と赤信号。

山天のうすにごりが出たのは救いやけど、あとは えらいこっちゃ。

そうかと思うと、こんな れあ酒も冷蔵庫の裏から発見。

倉庫番としては、この発見が 笑みこぼれる感動なのです。

うちの冷蔵庫 複雑怪奇な沢山の種類なので 管理するのが大変。

でも 無くなったと思ったお酒が奥の奥から出てきたときの嬉しさはひとしお。

 

そやけど、ちゃんと飲み頃になってから出すという上原酒造の心意気には脱帽。

 

こないだ績さんと 呑む機会があったんやけど。まあまあ、あっ君と違う意味で毒舌やった。でもやからこそ、面白い。

あっくんと績さんは  二人共凄い人やし 尊敬やな。

 

舌は千差万別、嗜好品やけど、ある意味 お二人の感想は ほんま面白いです。

 

またまた思います。美味しいってなんやろ?

 

色々考えんと、ご自分が美味しいなと感じたらそれでええのやと思います。

日本酒は大らかな文化。それで良いのやと思います。

そやけど 再び美味しいてなんやろ?という疑問に。

 

雲と畑

朝ヨガをベランダでしていたら、素晴らしい雲。

7月やのに 秋の鱗雲。

それにいつになく鳥の鳴き声だけではなく、鳥に沢山出会えました。

らっきい らっきい。

昨日もご来店のお客さんの子供さん。

バードウォッチングにはまってはって、鳥の声を聴くだけで、鳥の名前もわかるのやて。

 

そのあと 畑に行きました。こちらも素晴らしい雲。

畑にも農作業をしていると、沢山の鳥の鳴き声が聞こえてきます。

それと 湖西線の電車の音。

のどかな時間や。暑いけど 風がむっちゃ気持ちええ。

オクラの花。凛として美しい。ほれぼれします。

 

オクラは大きくなりすぎると ハンコにしかならないので大変なんやけど、これはぎりぎりせーふでした。そして 野菜は花も実もほんまに美しい姿をしているのです。

 

茄子は味噌炒めにしました。茄子は油と相性が良いのです。

 

大きな畑ではないので、収穫はちょっとづつやけど、自分で育てた野菜を料理できるってむっちゃ幸せなことや。

 

大治郎さんが自分が育てた 神力 渡船 吟吹雪を愛情を込めて育ててはる想いを ちょっとはわかった気がします。

 

勿論 作業は私らの畑と葉雲泥の差で、大変やと思いますが、心から応援したいです。

 

ハンコと手紙とお蕎麦屋さん

昨日の続きになりましたが、今日中嶋チーズ工房の中島さんから チーズが届きまして、その中にほっと癒されるメッセージが入っていました。そして押されているハンコが素敵素敵。

私も久しぶりにハンコの引き出しから、色々出して来て押してみました。

明美 おかあちゃんの和子 尚美ちゃんのご主人 エドさんが作ってくれたマヤ歴から考案された私のハンコ そして 昔障害を持った人が気軽に楽しめるコンサートをしていた時期がありましてその時に造った、むすびし水のコンサートのハンコ。上の茶色の木はまっすぐに押せるように考えられたもの。この木 なんかええなあ。

ハンコの世界も文化やな。書画の「完成」と作者の証明として押すのが落款 。実印や認印とは違って、芸術的、装飾的な意味合いがあるのや。

 

久美ちゃんからのラブレター。

ちょっとした心遣いがとても嬉しいです。

そして ここに書かれている 蕎麦屋すみ蔵さん、なんと七月七日 10周年を迎えはりました。おめでとうございます。

 

同じく今年七月七日。三井寺駅ちかくに 中保食堂が開店しました。

こちらも お蕎麦屋さん。おめでとうございます。

どちらも 心から応援しています。

皆さん 楽しく頑張ってはる!!!

 

大治郎酒蔵便り

毎回楽しみにしている、大治郎 酒蔵便り。

今回はラベルのことが書かれていました。

あじさい園さんが、一枚一枚漉いてくれはった葦紙の和紙は、とても味わいがあります。そして久美ちゃんがそのラベルに落款印を押さはります。シャチハタではないので、長時間の作業は大変!意外と腰にも響くそうです。そんな手間暇と心のこもったラベルなんやな。

 

お便りには「田植えが終わると、蔵の中は奈良漬け用酒粕の香りが広がり始めます。毎年同じようにやってくるこの季節、夏の始まりを感じさせてくれる瞬間であります。そんなふうに思える自身に、私も酒蔵で働く一員になれたのかなと、しみじみ思いにふけます」ええ奥さんや。

大治郎さんから、粕漬けをいただきました。

こちらも はっこうという作業所のものでした。

私もかつて福祉施設にいたので、大ちゃんが、福祉施設と繋がってくれてはるのが、有難いし嬉しいです。きっとお酒にも その気持ちが表れているのやろな。

 

浜大津こだわり朝市の本部でふうね作業所のこんにゃくは置かせてもろてますが、こだまのクッキーも無くなり、寂しい限りです。

こういった作業所の美味しい商品を置くことで、支援出来たらええな。

産土

超常連のお客様が産土というお酒をのんで、感動したとのこと。

あんまり知らんかったんやけど、調べたら感動しました。

 

名前の意味は 産まれた土地、土地の神々。

 

私はこの頃ヨガから精神性や神事、祈り、神様のお祭りを教わることが多く、もちろん日本酒も神様との繋がりが深いと感じていました。

 

でも産土の哲学は 他のどの蔵よりも神様との繋がりが太いと想いました。

 

原点回帰 生酛造り、木桶仕込み、在来種  自然農法 を貫いてはります。

便利を追求して 化学肥料 農薬 交配してきた 日本酒も含めた食の歴史。

 

環境にも優しい農業をして 人間だけではなく人間以外の生き物が良くなっていかないといけない。

 

大量生産ではできない、そして決して造りやすい米ではない、手間暇もかかる在来種=雄町 亀の尾 神力 穂増 は今の時代にこそ大切にしたい日本の伝統文化。

そして引き継いでいかなければならないと。

そして在来種のお米を食べると、豊かな栄養分で育ったご馳走よりも、梅干しや漬けものやめざしや海苔に合うと。私が超好きな朝ごはんです。

 

暮らしも酒屋という仕事も、神さんと繋がりながら 感謝しながら、変わらぬ精神性を持ち続けていけたらええな。飲んでみたい産土。