酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

だいじょうぶだいじょうぶ

だいじょうぶだいじょうぶ・・・という絵本に出会いました。

ぼくが今よりもずっと赤ちゃんに近く、おじいちゃんが今よりずっと元気だったころ、ぼくとおじいちゃんは毎日のように散歩を楽しんでいました。僕が少し大きくなって、困ったことや怖いことに出会うたび、おじいちゃんはぼくの手を握り、おまじないのようにつぶやくのでした。「だいじょうぶ だいじょうぶ。」

『おさるのまいにち』『おさるはおさる』で路傍の石幼少年文学賞を受賞したいとうひろし作。

ストーリーはわかりやすいのですがその奥は深いです。
そして穏やかな暖かさに満ちています。

このところ色々忙しくて、でも鈍やしなんかちゃっちゃっとできない自分がいて・・ほんでいろんなことしたいし、人にも自然にもいっぱいしてあげたいのに、時間も限られてるし体は一つしかないし・・・・何度も言うけどやっぱりとろいし・・・と思って少々疲れていたところだったので なんかこの本にとても救われました。敬愛する能登川図書館長 財津原先生もこの本がとてもお好きだとか・・・・・そういうとおじいちゃんの雰囲気が財津原先生ににてはるかも

絵本でこないにも感動したのは久しぶり。おとなのためにも大事なんやなあ。

帯紙にも柳田邦男氏が『絵本を人生後半にゆっくり読み直すと深いメッセージに気づくだろう。
絵本は心を耕し豊かにしてくれる ふるさとの泉だ。』
というコメントが添えてありましたがほんまにそうやと思います。


そうなんや・・・だいじょぶだいじょうぶ・・・・・ゆっくり生きたらええやんね。