酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

哲学は机の上ではなく生活の中にある・・

昨日の日記にも書いた月心寺は、うちから近い大谷にあるお寺。数年前、ここの庵主さんにあこがれていた時期があって、その頃からずっといきたいと思いつつまだ行けてない。でも浪乃音さんのおかげで、久しぶりに庵主さんのことを思い出させて頂いた。これもまたご縁かもしれへんな・・・・浪乃音のお酒までもが菩薩さんに思えてくるのは飛躍のしすぎ?

以下庵主様の著「ある小さな禅寺の心満ちる料理の話」からの抜粋です。

 =「毎日のように野菜たちと接していたら、ある日突然、向こうから、こういう風に炊いてくれるといちばんおいしいですよ、と教えてくれるようになったのです。台所で野菜を手にすると切り方から味つけ、器に盛るまで彼女たちがどういう風に扱ってもらいたいか、ずっと一生懸命歌うのが聞こえてくるのです。」「よく考えてみると、食事ができているというのはとても素晴らしいこととちがいますか。―中略―心が動転して、暑さ寒さも感じない、ましてやお腹が空いたということも…。これが人生で一番悲しいときやと思います。でもそういうときが人生には必ずあるんですね。笑いをもって一日に三遍の食事がいただけるのが、平穏無事で幸せなときと違いますでしょうか。」=
・・・ええ事いわはる。かなり感動した私。