オーナーはご不在やったけど、この空気を感じたかった。
ビルの地下。コンクリート・そして古木がものすごく気持ちよい。焼き物やリネンの合間に海辺の石がさりげなく並べられていたり、オートバイのミニチュアがふとおかれていたりする。真ん中には箱に土が入れられてあってそこでいくつかの植物が芽を出している・・・こんなささやかな風景がこの店をより不思議なほど居心地のよい空気を造っている。
流れているのはボサノバ。
店内には足踏みミシンも置かれていてそこで手造りのかばんなどが作られていく工房兼ショップ。
強烈な主張は感じられず、とてもマイルド・・・でもそんな中にも、ちゃんと自分を打ち出している。だから長寿（確か2２年？）・・しかもますます進化成長している『Zakka』
すんません。この写真はHPからお借りしました。帰りしな、リネンを一枚買っただけやのに、見えなくなるまで店の外に出て、こんな田舎物のおのぼりさんの私を見送ってくれはった。なんか大雨やったけどすんごい・・すんごい気持ちよかった。関矢さんのお店でおっしゃったことを思い出して余計に嬉しくなる。
この旅で尋ねた3軒の店。（ほかは観光も含め、ほとんど行っていない{}）どの店もとってもちっちゃい。そして絢爛さは微塵もない。でも何かほっとする。やわらかな空気の中に凛とした心意気を感じさせる。どれも本当に行って良かった。一生、忘れられない思い出や。
