酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

鈴正宗

3月の頭に鈴正宗の矢尾酒造さんに伺いました。
で、ご一緒したS君がぜひともこの責めが欲しいと。

ちゃんと覚えてくれはりまして、昨日のプリンスにマジックで書かれたラベルを貼って持ってきてくれはったのが、とてもうれしゅうございました。

責めは複雑味のある素敵なお酒でしたが、これは所謂大吟醸 美鈴。

飲み比べたら6年間サーマルで寝かせたほうの大吟醸 美鈴(これは責めではありません)のほうがはるかにはるかに美味しかったです。この責めはこれから寝かせてこそ生きるお酒やと思いました。

昨日のようにあれだけ沢山美味しい酒が並ぶと一押しを見つけるのが至難の業。でもその中で私が本日のホームランっと思ったのが美鈴6年もんでした。

鈴ちゃんは相変わらずひょうひょうとしてはりましたが、でも眼はきらきら!きっとこのお方、お酒造りが大好きなんやとおもいました。そして、このキャラクターますますファンになりました。

ただこれは1800ml5000円なり。普段に飲めるお酒ではありません。

やっぱりこれがほんまに普通酒とくびをかしげたくなるほど美味しいしぼりたては、普段に是非是非愛飲していただきたいお酒です。ラベルはざんないのですが、逆にこのシンプルさが味で勝負ちゅう感じでよろしいことにしといて・・・・

そのほかにも松の花・松の司・薄桜・美富久の方とか・・・・・ブースに立っておられる方々のお話しを聞いていると、ぐいぐい・・・あるいはす~っと引き込まれる時間がありまして、これはならではの楽しみやなあと思いました。それぞれにええ顔をしてはりますなあ。やっぱり人がお酒を醸すんやな。



蔵に伺った時に見せてもらった美しい斗瓶。
責めもこの斗瓶にて冷蔵貯蔵されます。