酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

浜大津こだわり朝市 道灌編

さすが!!超晴れ女 姉御のおかげで思いっきりの晴天の下、浜大津こだわり朝市 道灌編が行われました。

ワインの仕込みでお忙しい中、太田社長さんも来てくれはりました。

今回のお酒は 道灌 山廃本醸造 3年もん 純米火入宗玄14号酵母 純米大吟醸むろか生宗玄14号酵母の3種。

杜氏違い、BY違い、米違い、火入れむろかの有無・・・と同じ蔵でありながら、全く違う3種。この反応は面白かったです。

実はバス祭りなどで、人は恐ろしい程やはったのですが、お酒関係のイベントもおおくお酒ブースの人がいつもよりは静かでした。でも逆にゆっくりお客さんと話が出来て、またええ時間でした。

レストランの方が、コスパに優れた本醸造をお探しで山廃本醸造を気に入ってくださったり、やっぱりこれ!っと純米大吟をお選びになり、その代わり値段が倍ちがうので300mlに入れさせていただくパターンが多かったです。純米は開けたては、するするっと言う感じやのに、空気に触れていくにつれて味が膨らみバナナのような素敵な香りもしてまいりまして、この火入れもんの新しい美味しさを発見しました。

特にぱんちさんと今の杜氏梶塚さんもつながってはる様子で、太田社長さんとぱんちさんのプロの会話がとても面白かったです。思わず耳がダンボになりました。


サンプルとして持ってこられた、山廃純米はええお酒やけどまだ若い。このあとのつんとした感じが時を経ると角がとれてまあるくなる・・・もう少し寝かせたらもっとええお酒になると。でそのとき魚伊さんの鮒寿司のペーストを買ってきてくれた姉御が「ホイ!これと飲んでみぃ!」これと一緒に頂くと、不思議にお酒の若さゆえの角が取れてみなで笑顔。この鮒寿司ペーストは3年もんより確実にまだ、若いこの山廃純米にぴたりとマリアージュしたのでありました。不思議やなあ。

今回数字的には、よい結果とはいえませんでしたが、それぞれのお酒のよさを私自身把握できて、どれもがこれからも店で置きたいと思える商品でしたので、これは収穫の多い朝市やったと思います。

これからも数字に一喜一憂することなく、長い目でお酒という、とてもおもしろくて愛しいものを大事に大事に育てて行きたいなあと思いました。

姉御 あひるちゃん 暑い暑い中お疲れさんでした。ほんとうに有難うございました。