酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

地酒バー 魅惑の夜

七本鑓の富田さん(ようやっと実現)と酒守Nちゃん・酔っぱらいたーAさんと
大津 花一番を経て 地酒バーへ。

すると、地酒バーでは太田酒造の梶塚さん、そして着物のおっしょはんもやはるではありませんか

それぞれに話しとめどなく・・・が今回は富田さんと梶塚さんにサンドイッチ!されまして
魅惑の夜でした。

ふたりの酵母の話、もろみ日数の話し、お米の解け具合の話し、熟成の話しは興味深々でいつまでも聞いていたい・・・例えるなら江戸落語を聞いているみたいな心地よい時間でした。。特に生酒の放置熟成・・・・更に日光当て放置熟成!!これにはびっくりしました。しかも日本酒をよく熟知してはるかたがされて、とある近江の地酒 特純2007年が化けた?と。

酵母も9号の中にも香り系とそうでないもの、キレの良いのとそうでないのがあり、それを微妙にブレンドしたりもするのやそうです。また花一番さんでも人気商品 七本鑓エイテイはコストを下げるという目的ではなく、あくまで80%磨いてのその良さが生かせるお酒造りを目指してのお酒なのだということ。玉栄80%では硬くて硬くてお米が溶けず、また粕歩合も多くてコストとしてはかなりぎりぎりなんやそうです。改めてこのお酒を知った想いがしました。

富田さんからは、我店だけではなく、業界全体を考えて経営をされている東京のお酒やさんのはなし、お酒と文化と数字の3つのヴァランスを併せ持ったものすご~いデザイナーの人の話しも刺激でした。30年もお茶をされていて、文化にも造詣が深く、和紙ひとつをとっても、何時間も話が出来る人なんやて。噂には聞いていましたが、この人にはいつか会ってみたいな。ちょうどついさっきまで会うてはったそうで。富田さんはええ人のつながりを作ってはります。そしてそれを大事に育ててはるという事もまた感じました。

ふ~~っ、盛りだくさんでお腹がいっぱいや。小川酒店もすることが仰山ありますなあ。
ええ出会いに乾杯!パンチさんええ人と繋げていただいて、ほんまに有難うございました。