酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

品格

ある蔵元さんといろんな話をしていて、結局のところ ええお酒っちゅうのは品格のあるお酒なんやろなあと言う話になりました。

ほんまやな…漠然とはしてるけど 結局そうなんや。

お酒も器も人もみな 言えることかもしれへん。

姉御の残してくれた人財産万年山文庫さんも ちーむ姉御のまこさんも 品格のある生き方をしてはります。

また お客さんでもあり友人でもあるAさんは ご自分が末期癌であるにも関わらず、同じく重病の友人を気遣ったり いろいろなことを前向きに考えて一生けん命いきてはって Aさんもしかり。

お父様を亡くされて沈んでいたお母様が少しづつ立ち直って、又長刀(なぎなた)をし始めはりまして 祇園祭の八坂神社で神様への長刀の奉納をしはる際 先生に感謝のしるしにと近江の地酒を贈らせて頂きました。
私も気合と祈りを込めて最後の不老泉亀の尾と 萩乃露渡舟と 喜楽長純米大吟醸を送らせていただきました。

昔から語り継がれてきた 大事な日本文化そのものにも品格がありますなあ。

これは高級やとか 地位とか賞とか格付けとか そんなレベルではなく もっともっと奥の深い大いなるものなんやろなあ。ちょっこし 難しいけど・・・・・・・・・・そんなことを びっくりするくらいに急に降ってきた雨の音をききながら 思いました。