先月の障がいをもった方の力強いラベルは 色々な方に そして苦労して育てて来はったご両親も大変よろこんでもらえまして。
そんな流れがあって・・・朝市の超ご常連さんKさんが あるとき話しのなかで書をされているとのこと。
とても仲のよいご夫婦で 話が盛り上がり 今月の朝市のラベルを書いてていただくことになったのです。
持って来てくれはったのが 素敵な書。車石と書かれています。
車石とは・・・
昔の街道は、土道で雨が降れば牛車の車輪が泥道に埋まり、思うように通行できませんでした。そこでぬかるみにはまらないようにと両輪の幅に合わせて2列に石を敷かはりました。敷かれた石が牛車の頻繁な通行によって擦り減り、U字型の凹みが刻まれ これを車石とよぶのです。
と叶匠寿庵の車石という和菓子の説明文より引用。
今月の朝市は敬老の日。齢を重ねてくると 母も私もそうですが いろいろなところに老化現象がおきて ときには生活に支障をきたすまでにもなりますが。でも車石の敷石のように ちょっとした工夫 支えによって 愉しく気持ちよく生活することができるという様な意味合いも感じましたし。
それと 叶匠寿庵の和菓子の名前にもなったように 繰り返し繰り返し通行することによって すり減り凹みが刻まれる様は 貴いものやと思います。萩乃露の雨垂れ石を穿つと同じく こつこつ丁寧に時を刻んで来はった敬老の方々に敬意を表すという意味合いも込めて…敬老の日の朝市に このラベルを使わせて頂きます。
Kさん ありがとうございました。ほれぼれする字。大ちゃんはまだ若いけど(でも 48歳なんやて~~)、こつこつと米造り酒造りをしてきはったことへの敬意も込めて この字を飾らせてもらいます。