酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

ワインも・・・・奥深し

今日はエスサーフの頼れるワインアドヴァイザーHさんからのお誘いで、サントリーのワイン試飲会へ。1流ホテルに行き慣れていない私はホテルオークラの17階というだけでどきどきええ気分・(・ワインの試飲会にだけリッチな気分にさせてもらえる。)さすが天下のサントリーさん、ええワインをそしてええ人材を育てておられる。ご一緒させていただいたHさんもサントリーのなかでは有名人であることが密かにわかる。脳ある鷹は爪を隠すや・・・。そしてもうひとり見っけもん。岡まゆみさんというサントリーのかた。そらすごいわ・・・ワインを語る時、ほんまに上手にそしてわかりやすく、そして真心を持って伝えてくれはった・・・彼女の説明を聞いているだけでなんか陶酔してしまうくらいええ感じやった。私もこんな上手・・・にはいかへんけど・・蔵元さんの思いをお客さんええ感じでお伝えできたらええなあと思った。格好ええ・・・服も立ち居振る舞いもほんまに格好ええ。
ワインでよく言われるのは果実実と酸味。そして日本酒は酸味とアミノ酸・・共通は酸なんか・・・・とふと。ブルゴーニュの上等はまるで天保正一の大吟醸のようにスカッと綺麗で雑実がない。そしてボルドーのええワインは複雑な旨みがのっていて、上原酒造の中ぐみ・吉田酒造さんの忘憂・黄はだの世界。日本酒と考え合わせて見るとまた面白い世界が見え隠れする。ワインの世界でも無農薬有機農法によるビオワインが定着してきている。でもあるビオについて書かれていた記事より「ビオデイナミック農法で作られたワインは美味しいとは限らない。でも本物である。」うちも朝市をやっていると、純米やビオに興味が深まってくる。でも美味しいことが前提にあってこそ・・・やな。

上のワインは試飲会で特に気に入ったワイン・アライア。スペインバスク語で幸福という意味。生まれたばかりの子供をお母さんが優しく抱っこしている絵。まさに味わいもラベルも次世代を意識して造られたワインなんだということを後で知り、より惹かれる。