酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

お酒談義

このごろ、お酒談義に花を咲かせるということが多い。

うふふ・・・・私はいろんなことを深く探るのが大好き。小さい頃は「 ねほりはほり」とあだ名がつけられたりもしていたんやで。近所のうわさや世の中のことも、気になっては子供やのに聞いて笑われていたで・・・今気になってるのは熟成の温度と、それから純米であることがどんなに大事かということの論議

今までは熟成も冷蔵庫!って思ってたけど、常温熟成のまったりとしたおいしい17年もんのお酒なんかに出会うと目から鱗・・・冷蔵庫で寝かせるのと それから氷温で寝かせるのと また常温といえどもどこで寝かせるかでお酒の熟成の按配・・・なんか違うやんな・・・これをもっと突き詰めて、うちの店でもとっておきの小川酒店オリジナルの 時が育てた お酒を売らせていただくのが今の私のささやかな夢や

今日来た上原酒造木桶の初しぼりも、常連さんに試飲していただいたんやけど「旨いねんけどやっぱり純米や」と、純米酒をお買い上げ・・・・その常連さん曰く、ちょっとぐらいうまくなくてもやっぱり純米がええ・・・やそうな。むむむむふう~んというかんじや。またある人はほんまにええ腕をもってはったら、純米でも(アル添せんでも)ほんまもんの美味しいお酒は醸せるはず・・なんていう方も・・・なるほどなるほど・・・
ひやおろし論争もあった。こんなに冷蔵庫できっちり寝かせている状態ではまだまだ熟成できてへん。ならいっそのこと、ひやおろしは、もう1年寝かせてほんで次の年の9月に出したほうがええんとちゃう?何てことも・・いとおかし・・これもおもしろい。

 以前にも紹介した、ジーパンんのごっつうお似合いになる かっこええお客さん、こないだ薦めてくれはったひやおろしのお酒が実に美味しくて、もう一度日本酒に戻る気になった・・・やて。うれしいうれしい。酒屋冥利に尽きる。
がしかし・・・・このお客さん 前にどのひやおろしを買ってくれはったんやろう・・そのあとご来店のお客さんも一回目ではないのに顔を・・・覚えてへんかった・・・とほほ・・・お客さんのお名前とお好みはちゃんとおぼえることは必要や。息子の受験にあいまって私も脳みそを鍛えなおさなあかん。いろんな鈍をしつつも、まあこんな小忙しい日々は、なんか幸せや・・・・お酒やさんは楽しいで