先日のワイン会のときに、辻さんがこれ飲んでみて・・・ともってきてくれはったのが豊の秋というお酒。
ところが皆ぶ~やったんや。薄い・・物足りひんと。
辻さんはなんかあれおかしいなあ~って感じで、ちょっとがっかりしてはった。
ところが、先日ご来店になったYさんにこの話をすると、雀の可愛い絵の描かれたここの純米酒はまさに里山のイメージで、秋になったらほっこり飲みたくなるんですよね・・・と なんかうっとりした優しい表情でおっしゃる。
なのでもう一度夫と二人で、ゆっくり飲んでみた。それもサトイモのたいたんやこんにゃくの真砂和えなんかと一緒にそれこそほっこりと・・・・
そしたら前のイメージと違って、ええやんええやん。ほんまにやさしい味。
さすがYさんの言わはることは、含蓄がある。
合せるお料理と雰囲気とで、同じお酒でもこんなに違うんやと改めて思った。
考えてみたら、あんなに大勢の中で、しかもボルドーのワインを飲んだあとでは里の秋が・・・雀が可哀想というもんや・・・・
今はこのお酒のこっそりファンになった。