酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

雪月花の会  お酒編

雪月花の続編。



あこがれの湖里庵で、琵琶湖の絶景を背に美しい器に盛られたご馳走の数々・・・さらに、吉田さんらしい・・・もう感動もんのお酒のおもてなし。まずびっくりしたのが、酒器のバリエーション。そして温度まで工夫されていました。

特にぶったまげたのが、まぶなのお造りに今が旬の卵をまぶしてある鮒子付なますに、「竹生嶋」銀紋を合わされたこと。しかも今津酒造組合が昔に使てはった明治大正を彷彿猿させるレトロな酒器に注がれて・・・!これは大吟醸とかではなく、この普通酒である銀紋がほんまによく合いました。このお酒はここの杜氏さんが愛飲されているお酒だそうで、普通酒に興味津々の私にはにんまり笑うしかない!嬉しい瞬間でした。

食前酒にはシャンパン用フルートグラスに注がれた純米大吟醸花嵐」発泡性オリ酒2006年新酒。綺麗や・・そして金紋 竹生嶋はぬる燗で枡に。枡が保温力に長けていることにほうっと納得。これに鮒寿し共和えがよう合いますがな


最後の竹生嶋大吟醸10年古酒なんぞは、バカラかと思うくらいに美しい入れ物が琥珀色の美しさをより強調していて、これまたみて感動味わって感動・・・・(あひるちゃんの日記にそれはもう美しい写真が載っています。上の写真ではいっちゃん下。)


同じお酒がシチュエーションで器で温度でこんなにも素敵になるのやということを、改めて感じ入った私でした。

朝市で売らせていただいている大橋のお豆腐やさんの新商品蓬豆腐も、きっとこういう一流の料理屋さんでよろこばれるのとちがうやろうか・・・

今思っても、幸せでなんか夢やったんと違うやろか・・と思ってしまうくらいの夜でした。姉御はいまだに何かに憑かれたままのようで。テンションがさがらへんみたいや。くくくっ