ご夫婦で上原酒造さんに行かれたそうです。
仕込蔵の中は芳醇な香りで満たされていて、でも重苦しい空気ではなく酵母の温もりが感じられました。そして木槽。言葉にはできない風格と美しさ。社長さんが話してくださった天秤棒にまつわる話や、「うちは何にもせえへんのです。酒にまかせていますから。」という言葉がとても心に残りました。
帰りの車の中で夫が言いました。
「吉田さんのは人がとことん手をかけた酒。上原さんのは極力人の手を入れずに時間をかけた酒。どっちもすごいなぁ・・・」と。
頂いたお酒について･･･岡村本家搾りたてはやるべきことを一つずつ丁寧に積み重ねていった感じがしました。強烈な個性はないけれど穏やかで心休まるお味でした。浪乃音さんの特純ひやおろしは冷よりも燗の方がよかったです。一博は伸びやかな素直ないいお酒だと思います。去年よりもぐっと大人にならはりましたね。
こんな風にお買い上げいただいたお酒の感想を送っていただくというのはほんとうに有難いことです。
何度かメールでもやり取りをして、そして朝市や小川酒店にもお見えにもなりました。言葉の表情がまさにAさんのお人柄そのもので、こころがほんわりします。有難うございました。
一方、ゆきうさぎさんのお酒を恋愛や男はんにたとえはる感想は、くくくって笑えます。色んな表現があるもんやなあ・・・それぞれに個性が
光ってます。