酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

あたえる技術

これまで「ビジネス」といえば
どれだけ上手に利益を「もらう」か
他の競争相手のもっている市場を「うばう」か
どうやってお客さんから注文を「とる」か
という文脈で考えられてきたとは思う。

しかし、お金のかたちでもらう利益以上の価値を
相手に「あたえる」にはどうしたらいいか。
サービスを受ける側の人たちを「愛する」には
どういうことが考えられるか。

仕事の場所こそ、「あたえる技術」の教場ではないでしょうか。

「くれくれ、もっともっとくれくれ」が
みんなのもっとも大きな声であるというような社会が、
幸福であるはずはないだろう。
逆説的に聞えるかもしれないが、
「あたえる技術」の切磋琢磨こそが、
磨いている本人もたのしいし、
他の人たちをもよろこばせる「仕事」なのではないか。

とこんなことがほぼ日に書かれてありました。
なんか心にびんびん響きました。
でもあたえるって言うことはほんとうに簡単ではありません。
私も人にあげるのが好きです。
でも反省することしばしば・・・もらって迷惑な心や物もたしかにありますもん。
偽善的なやさしさもなんか嫌や
あたえることの上手な人になりたいなあ。
その人こそがほんまに智慧のある人なんやと思います。