酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

リメークの達人

料理人恵美ちゃんはリメークの達人でもあります。

私は布や糸の・色・柄・素材・・・・などのことを考えるとわくわくします。だからか・・・もしくは何でもありがとう!というたちやからか、中古・新品含めて服をそれは沢山いただきます。

でも柄は好きやのに形がいまいちだったり、またその逆やったり・・・そやのに捨てられへん服が何枚かありまして、それらを恵美ちゃんに診てもらいました。

そしたらいろんな提案を次から次へとしてくれはりまして、ほうっと感心するばかり。

素材が好きやった(けど、形が中途半端に古い)麻のワンピースがちょっと小粋なスカートに変身!やっぱり形・素材が好きやのにはげちょろけになってしまったので、藍で染め直して生き返ったシャツにばっちりよう合います。眠っていた草木染めのはぎれも、配色や顔のそばに持ってきたときの彩度などにも気を配りながら、すばらしいベストにしはりました。また、柄が好きやった(けど、デザインが×)エプロンが可愛いエプロンに。

お酒といっしょでなぜか熟成もんに魅かれる私。そう言うてる自分も熟成してきてるわ・・・でもええ熟成をするためには、お酒・布・人そのものが魅力的でないとただのぼろになってしまいます。そのためにも日々ぼちぼちでええし、自分をちゃんと磨かんとただの鈍くさいおばはんになってしまいますなあ。でもただのおばはんもまたええかも・・・・

とにかくこれからの半生は、古くて素材の良いものをリメークしたり染めたりして、質素に穏やかにそして楽しく暮らして生きたいと思いました。