酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

お~~~~~ブレンド!

先日の○○○のお酒の2年もんがいまいちやった・・・・というTさんよりメールが届きました。以下がその内容です。

○○○は常温保存したりしたのですが、変化の兆しが見られませんでした。(反抗期ではなかった?

そして温度を変えたり、あわせる食べ物を変えたりあーでもないこーでもないと種々検討を重ねた上でたどりついたのは、ちょっと人には言えない反則技で、こうなっていて欲しかったと思っていたお酒とのブレンドでした。

年末に杉本商店さんで求めた高砂の山廃純米の熟成酒がすばらしく、ちょっとこれを体験してよという気持ちを込めてブレンド)(といってもほとんど空き状態の瓶のそこにチョビット本当に数ミリ残ってたのでそこに入れ替えただけ。)して、純血の○○○と同じ環境で保存したところ、明らかな味の差が出ました。こんなことしていいのだろうか・・・と思いながら一人「よかったよかった。」とうなずいた限りです。

ということでした。なるほどなるほど・・・・そのままで美味しいお酒をブレンドする必要は毛頭ないと思いますが、こういうときにこそ、ブレンドって面白いんですね。

前も聞いた話、それこそ技術が必要ですが、そのお酒の欠点を補い合うべく・そして長所を引き出すべく繊細な技術を駆使してブレンドすると、思いがけない美味しいお酒に変身すると。

そういうブレンドこそ素人では無理ですが、Tさんのようなブレンドなら遊び感覚で楽しめますね。おもしろい提案を逆に頂いて有難うございました。