酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

器は人柄なり

とことこ鈍行に乗って、土岐市まで焼き物の仕入れに行ってまいりました。

米原で乗り換え大垣へ・・そして名古屋~多治見~土岐市。3時間半の旅でした。

久しぶりの仕入れなので気合が入ります。

今回は人と器を見て決めることにしました。絵は人柄なりと山種美術館の山村種二さんが言われたように、お酒は人柄なりということを日々実感しているこの頃なので、よけいにそう心に決めて向かったのであります。 

これはなかなか心地よい選択でした。

方の力を抜いて・・・でも眉間にだけはちょいと気持ちを集中させて、ぶらぶらと巨大な会場をそぞろ歩いているとすっと素敵な人と器に出会うことが出来ました。

どの器も質感や色が人となりを静かに表しているのでした。

奇遇というかなんと言うか、今は土岐市で作陶をしてはるのに、実家が大津市でしかも学生の頃うちの3件隣のファミマでバイトをしてはったなんて出会いもありました。


久しぶりに小川酒店の陶器も模様替え。

手ごろで味わいのある器が到着しました。

器に関してはゆ~っくり見ていただきとう御座いますのでお声はおかけしません。
どうぞごゆるりと職人さんたちが精魂込めて作り上げた器を愛でてやって下さいませ。

注文のあった焼酎用のグラス。
下は味のある櫛目の拡大。

この鉄赤が美しい!