酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

萩の露 あらばしりが・・・・・・・・・・・

萩の露 あらばしり

実はこのお酒、新酒のときにフィーバーしたお酒。

お酒の会でもダントツ評判がよかったんや。ところがその後数ヶ月して、なんか不機嫌になりました。これはあかんわ。店にはよう出せへんわ。どうしましょう。どうしょうもないなあ。ほっとくしかないなあ。とやり取りもあり・・・・結構仕入れていたもので、正直悩みの種となってしまったのでした。でもでもなんちゅうても萩乃露さんやもん。その腕とお酒を信じつつ裏の冷蔵庫へ冬眠で一度飲んでみたとき、ちょっと変化の兆しが出ていて、その後飲んでへんかったこのお酒でしたんや。

今日姉御より、うれしい報告。「萩の露 あらばしりが、めっちゃおいしなってるで!まつ(姉御のだんなさん)が今の一番のお気に入りやで。」まつの舌はまさ(姉御の息子さん)と同じくらいの優れもの。

やったあ!お酒はほんまに不思議なもんや。反抗期を乗り越えて、おいしゅうなってる!
やっぱり山田錦のもつ強さやろか?

子供と一緒。その潜んでいる力をひたすら信じて待てば、いつかきっときっと味わい深く成長熟成するんやな。

姉御おおきに。ひさしぶりに表の冷蔵庫へ移動や。長い冬眠から覚めておはようさん。
値札も記念に書き換えて、姉御のコメントもそえさせてもらいます。なんかこんなことがあると、お酒やさんてほんま楽しいわ。るんるん